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Microsoft、「Edge」右上の「b」アイコンを消すオプションを提供開始

「検出」アプリを無効化しても「サイド バー」を維持できる

「Microsoft Edge」v111.0.1661.54に画面右上の「b」アイコンを消すオプション

 米国時間3月24日にリリースされたデスクトップ版「Microsoft Edge」v111.0.1661.54では、脆弱性の修正のほかにも、「サイド バー」の改善が施されているとのこと。

 「Edge 111」では生産性とユーザーエクスペリエンスの向上を目的に、「サイド バー」を拡充。画面右上に「Bing」の新しいAIチャット機能をアピールする「b」アイコンが追加され、クリックすると「サイド バー」を展開し、「検出」(Discover)アプリをアクティブできるようになった。

 この「b」アイコンは管理者側で無効化できるが、その場合、「サイド バー」も利用できなくなる。

 しかし、この挙動には批判も多く寄せられていたようだ。本バージョンでは管理者が「b」アイコン(つまり「検出」アプリ)を無効にしても、「サイド バー」を維持できるようになっている。この場合「サイド バー」は常に表示された状態となるが、ユーザー側で設定画面(edge://settings/sidebar)から非表示にすることも可能。

 個人ユーザーが「b」アイコンを無効化したい場合は、この設定画面から[検出]のアプリと通知設定に進み、[検出の表示]というトグルスイッチをOFFにすればよい。「サイド バー」を犠牲にすることなく、「b」アイコンと「検出」アプリだけを非表示にすることが可能だ。

設定画面(edge://settings/sidebar)から[検出]のアプリと通知設定に進む
新バージョンのオプション(上)と旧バージョンのオプション(下)。[検出の表示]というトグルスイッチが追加されている

 同社は「Edge」の将来バージョンで「サイド バー」のカスタマイズオプションをさらに拡充させていくとしている。