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「Adobe Photoshop 2023」に[保存]が実行できない問題が発生 ~v24.3へのアップデートで

バックアップの上、回避策の実施を

「アドビサポートコミュニティ」のページ

 米Adobeは3月30日(日本時間)、フォトレタッチソフト「Adobe Photoshop 2023」v24.3へアップデートすると、アクションによる[保存]が実行できない問題を確認したことを明らかにした。現在、アドビサポートコミュニティのページにて本問題の回避方法を案内している。

 今回の問題は、v24.3アップデート後から、アクションによる[保存]を実施した際に「コマンド処理を完了できません。プログラムエラーです。」とエラーが表示され、実際に保存の処理が完了しないというもの。具体的な報告例は下記の通り。

  • 保存を含むアクションを実行するとエラーが出る
  • 保存を含むアクションのバッチ処理をするとエラーが出る
  • アップデート後、以前利用していたアクションがエラーによって実行完了できない

 現在は開発チームを中心にバグの修復にあたっているとのこと。この問題を回避するためには、下記の方法で「Photoshop」を1つ前のバージョン(Windows版はv24.2.1、Mac版はv24.2)に下げることが推奨されている。

  1. 「Creative Cloud」デスクトップアプリを開く
  2. アプリ左上にある[全てのアプリ]を選択し、「Photoshop」の項目の横にあるその他のオプションを表示するアイコン[…]をクリックする
  3. ドロップダウンリストで[他のバージョン]を選択する
  4. 表示されるリストからWindows版の場合は「Photoshop 24.2.1」、Mac版の場合は「Photoshop 24.2」の横にある[インストール」を選択し、完了を待つ

 ただし、バージョンを戻す際にセキュリティソフトとの競合やネットワークの遅延などにて誤動作が起こった場合、設定やプリセットが初期化される恐れがある。バージョンに下げる場合には設定をバックアップするように呼び掛けられている。