ニュース

Apple iWorkファイルの展開が可能になった「PeaZip」v9.4.0が公開

アーカイブに直接ファイルやフォルダーを追加できる形式も拡充

「PeaZip」v9.4.0

 オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v9.4.0が、8月19日に公開された。最新版では、Apple製Office統合環境「iWork」のファイルをアーカイブとして展開可能になっている。

 プレゼンツール「Keynote」の「.key」形式、表計算ツール「Numbers」の「.numbers」形式、ワープロ「Pages」の「.pages」形式を展開可能。文書で使われているメディアファイルなどを取り出したい場合に、わざわざ拡張子を変更しなくても済む。

「iWork」のファイルをアーカイブとして展開可能に

 また、アーカイブに直接ファイルやフォルダーを追加できる形式も拡充され、Brotli/BZip2/GZip/TAR/WIM/XZ/Zstd/Zpaq形式を新たにサポートした。そのほか、RAR/ZIP/ZIPX形式の複数アーカイブファイルのコメントを、[Alt]+[M]キーで呼び出すダイアログやバッチスクリプトで一括追加・編集・削除可能になっている。

 「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト。ライセンスは「GNU LGPLv3」。独自形式「PEA」のほか、「7-Zip」、「Brotli」、「Zstandard」などのオープンソース技術をベースとしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで230種以上にものぼる。

 Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

ソフトウェア情報

「PeaZip」
【著作権者】
PeaZip srl
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
9.4.0(23/08/19)