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Microsoft、「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」の提供を開始

まずは「Windows 11 Insider Preview」のDevビルドで。Betaビルドでも

Microsoft、「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」の提供を開始

 米Microsoftは8月28日(現地時間)、「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」の提供を開始したと発表した。Devチャネルの商用顧客を対象に、段階的に展開される。Betaチャネルの法人ユーザーにも提供されることがあるという。

 「Bing Chat Enterprise」は、「Bing」のAIチャットに企業データ保護を加え、業務用途に利用できるようにしたもの。7月からプレビュー版として提供されており、「bing.com」と「Microsoft Edge」サイドバーから利用することができた。

 一方の「Windows Copilot」は、WindowsのデスクトップでAIチャットと対話できるようにした機能。チャットウィンドウはデスクトップ右側にドッキングされ、さまざまなアプリと並行して利用できる。Windows設定の一部をチャットで変更するように依頼することも可能。現在は「Windows 11 Insider Preview」のDevビルドだけでなく、Betaチャネルにも展開中だ。

 「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」を利用するには、IT管理者側で機能を有効にする必要がある。すでに「bing.com」や「Edge」サイドバーで「Bing Chat Enterprise」が使えているならば、自動で有効になるはずだ。

 「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」が有効になっていることは、「Copilot」ロゴの下に「Bing Chat Enterprise」のラベルが追加されているかどうかで識別が可能。ドックパネルの上部にはデータ保護が有効であることを示すシールドアイコンなども表示される。

「Windows Copilot」で「Bing Chat Enterprise」が有効になっていることは、「Copilot」ロゴの下に「Bing Chat Enterprise」のラベルが追加されているかどうか、ドックパネルの上部にシールドアイコンがあるかどうかなどで識別できる