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「Google Chrome」に解放後メモリ利用の脆弱性 ~深刻度「High」

Windows環境にはv116.0.5845.140/.141が、Mac/Linux環境にはv116.0.5845.140が順次展開

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv116.0.5845.140/.141が展開中

 米Googleは8月29日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv116.0.5845.140/.141が、Mac/Linux環境にはv116.0.5845.140が順次展開される。

 今回のリリースは、1件の脆弱性を修正したセキュリティアップデート。メディアストリームにおける解放後メモリ利用の欠陥(CVE-2023-4572)が対処された。一般的にこのタイプの脆弱性はプログラムの異常終了や任意コードの実行につながる可能性があり、深刻度は4段階中上から2番目の「High」と評価されている。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。