ニュース

「Google Chrome 116」にセキュリティ更新 ~隔週から毎週配信になって以来初のリリース

全5件、最高深刻度「High」

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv116.0.5845.110/.111が展開中

 米Googleは8月22日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv116.0.5845.110/.111が、Mac/Linux環境にはv116.0.5845.110が順次展開される。

 今回のリリースは、セキュリティパッチの配信間隔が短縮されて以降、初めてのセキュリティアップデート。CVE番号ベースで5件の脆弱性が修正された。

 内容は「Vulkan」などで発見された解放後メモリ利用(Use after free)と、「V8」エンジンやCSS、フォントの境界外メモリアクセス。深刻度の内訳は「High」が4件、「Medium」が1件となっている。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。