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「Notion」の対抗馬「Microsoft Loop」がソースコードの埋め込みに対応

「Planner」「To Do」、「Trello」「Jira」、「YouTube」など連携可能なアプリも拡大

「Microsoft Loop」がソースコードの埋め込みに対応

 米Microsoftは9月7日(日本時間)、「Microsoft Loop」の8月アップデートを公式の「X」アカウントで発表した。もっとも要望の多かったコードブロックへの対応など、さまざまな機能強化が図られている。

 執筆時現在、「Loop」アプリのコードブロックはC/C++/C#、JavaScript/TypeScript、HTML/CSS、BAT/PowerShell、Python、Markdownなど15言語をサポートしている。簡単なシンタックスハイライト(構文色分け)と行番号の表示が可能だ。

 そのほかにも、今回のアップデートでは以下の新機能が追加された。

  • タスクリストの「Planner」「To Do」連携
  • 「Trello」「Jira」の統合
  • 「Teams」ミーティングとの連携。コラボレーションノートでミーティングメンバーと一緒にメモをとり、フォローアップタスクを追跡できる。このタスクは「Planner」「To Do」とも連携する
  • 「YouTube」の埋め込み
  • 「Loop」アプリのホーム画面に[最近のコンポーネントとページ]タブと[アイデア]タブを追加。「Loop」コンテンツへのアクセスを改善
    「Loop」アプリのホーム画面
  • サブページの共同編集者アバターをツリービューに追加。クリックでそのメンバーがいるページを開ける
  • ワンクリックで組織の「Loop」機能を有効化できるように
    ワンクリックで組織の「Loop」機能を有効化

 「Microsoft Loop」は、「Notion」の対抗馬と目されているコラボレーションアプリ。見出しや表、リスト、テーブル、書式付きテキストを用いてページを作成し、それを階層管理できるほか、「@メンション」などを通じて複数のメンバーで共同編集できる。

 また、ページやその一部を「コンポーネント」(部品)化し、他の「Microsoft 365」アプリで再利用できるのも魅力。メールやチャット、ホワイトボードアプリなど好きなところにデータを埋め込んで活用できる。自分や他のメンバーがアップデートしたデータは即座に同期されるので、いつでも・どこでも「生きた」データに触れられる。

 「Microsoft Loop」アプリは現在、「loop.microsoft.com」でプレビュー提供中。「プログレッシブ Web アプリ」(PWA)としてローカルPCにインストールしたり、「Microsoft Store」から入手することも可能だ。