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「Loop」とも連携、「OneNote」Windows版は最強のミーティングメモツールに

今秋にも「Microsoft 365 Insiders」で新しい「会議の詳細」機能がテスト開始

Windows版「OneNote」アプリの「会議の詳細」機能が強化へ

 米Microsoftは6月27日(現地時間)、Windows版「OneNote」アプリの新機能を発表した。「会議の詳細」機能をアップデートして、ミーティングの内容を効率的に記録できるようにするという。

 「会議の詳細」は、「Outlook」でスケジュール管理しているミーティングの詳細情報を「OneNote」に挿入できる機能。[ホーム]リボンから利用できる。「Outlook」から「OneNote」へ送信することも可能だ。今回発表されたアップデートでは、この機能に大幅なテコ入れが行われる。

 まず、「OneNote」アプリでメモを取るとき、挿入すべき「会議の詳細」データが提案されるようになる。わざわざ挿入コマンドを利用しなくても、ノート下部に候補となるミーティングのデータがカード形式で提案される。

提案された「会議の詳細」データ

 それぞれのデータには日付、説明、出席者といったミーティングの基本情報に加え、「Microsoft Teams」が自動記録したコンテンツも追加される。これにはAIが生成したミーティングメモ、AIが提案したタスク、「Teams」ミーティング中に共有されたドキュメントなどが含まれる。

 さらに、「OneNote」アプリでとったメモは「Microsoft Loop」コラボレーションノートとして「会議の詳細」データに紐づけられる。「Loop」コンポーネントは「OneNote」アプリから離れても閲覧や編集が可能で、チームメンバーによる加筆・修正がリアルタイムで反映される。そのため、どこからでもアクセスできるにもかかわらず、情報が散らばることなく、ミーティングの内容を「OneNote」メモへ集約できる。

「Microsoft Loop」のパワーでミーティングの内容を「OneNote」メモへ集約しつつ、どこからでも閲覧・編集できる

 このアップデートは、今年の秋ごろに「Microsoft 365 Insiders」に導入される予定だ。