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「Notion」の対抗馬、「Microsoft Loop」がアプリストアに登場

現在、プレビュー提供中

「Microsoft Loop」アプリが「Microsoft Store」に登場

 米Microsoftは8月1日(日本時間)、「Microsoft Loop」アプリを「Microsoft Store」でリリースしたと発表した。「Windows 10 バージョン 21H2」以降に対応しており、現在無償でダウンロード可能。

 「Microsoft Loop」は、「Notion」の対抗馬と目されているコラボレーションアプリ。見出しや表、リスト、テーブル、書式付きテキストを用いてページを作成し、それを階層管理できるほか、「@メンション」などを通じて複数のメンバーで共同編集できる。

 また、ページやその一部を「コンポーネント」(部品)化し、他の「Microsoft 365」アプリで再利用できるようになっており、「Outlook」メールや「Teams」チャットで共有したり、タスクリストを「Planner」や「To Do」と連携させたりすることも可能。

 「Loop」コンポーネントは埋め込まれたアプリから離れても閲覧や編集が可能で、チームメンバーによる加筆・修正がリアルタイムで反映される。そのため、どこからでもアクセスできるにもかかわらず、情報が散らばってしまうことがない。

ホーム画面
Wikiのように使える「Loop」ワークスペース
リアクションやバージョン管理も可能
「Loop」コンポーネントを「Outlook」メールに埋め込んだ様子

 今回「Microsoft Store」でリリースされた「Loop」アプリは、「loop.microsoft.com」を「プログレッシブ Web アプリ」(PWA)にしたものだ。実体はWebアプリだが、ローカルアプリのようにインストールして利用できる。

 なお、「Loop」アプリは現在、プレビュー提供中。まだ正式版ではないので、機能やパフォーマンスに支障が出ることもある。問題を発見したら積極的にフィードバックして、製品の改善に協力したい。