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「OneNote」Windows版2023年10月の更新が公開 ~手書き機能の拡充など

垂直タブレイアウトも使えるように

 米Microsoftは10月31日(現地時間)、Windows版「OneNote」アプリの新機能を発表した。手書き機能の新機能やテキスト予測変換、新しいレイアウトの新オプションなどが追加された。

手書きテキスト変換機能とペンジェスチャの拡充

 手書きの文字をテキストに変換する機能が充実し、取り消し線を付けてテキストを選択したり、テキスト上にラフな波線を引いて削除したりするなど、自然なジェスチャで変換されたメモを書くことができる。また、注釈を付けたり、手書きでメモを取ったり、描画したりするのに役立つツールも追加されている。

手書きのメモをテキストに変換

テキストを予測し、迅速なメモ作成

 インラインテキスト予測が利用できるようになった。テキスト予測を使用すると、入力している文脈に基づいて次のフレーズを予測・提案することで、メモをより速く記録できる。これらの予測は、インラインゴーストテキストとしてリアルタイムで表示される。

書いている内容からその後のテキストを予測して表示する

Web版、Mac版、iPad版のレイアウトがWindows版にも追加

 [表示]メニューに新たに垂直タブレイアウトオプションが追加された。「Outlook」や「Teams」などの他の「Microsoft 365」アプリやサービスと同様のナビゲーションエクスペリエンスを使用できる。

垂直タブレイアウトが利用可能に

OneNote Copilot で生産性を大幅向上

「Microsoft 365 Copilot」が11月からWindows上の「OneNote」に導入された。CopilotはAIを活用したメモ作成パートナーとして、プロンプトを使用した計画の草案、メモの要約、アイデアの生成、リストの作成、情報の整理などが可能。

ストリームビデオをインラインでプレビュー

 近日中に、別のアプリケーションに切り替えることなく、「OneNote」内でSharePoint上のストリームビデオを直接プレビューできるようになる予定。ストリームビデオを試聴しながら、中断することなくメモに集中することができる。

一部のアップデートは、近日中に公開される予定だという。