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生成AIを使った編集機能を多数新たに搭載した定番動画編集ソフト「PowerDirector」の最新版

画像生成のほか、自動字幕起こし、身体の動きに追従するエフェクトなど

「PowerDirector 2024」

 台湾のCyberLink Corp.は9月15日(現地時間)、高機能な動画編集ソフト“PowerDirector”シリーズの最新版「PowerDirector 2024」のダウンロード販売を開始した。サブスクリプション版の「PowerDirector 365」のほか、買い切り版の「PowerDirector 2024 Ultra」、「PowerDirector 2024 Ultimate Suite」も用意されている。

 最新版には、以下のようなAIを使った編集機能が新たに搭載されている。

AI画像生成(365限定)

 生成AI技術により、入力されたテキストから画像を生成する。日本語入力にも対応。さらに水彩画、ビンテージ、白黒など11種類のスタイルを選択可能。(1日に生成できる回数に制限あり)

AI画像生成のイメージ

AIステッカー生成(365限定)

 生成AI技術により、入力されたテキストからステッカーを生成する。日本語入力にも対応。生成されたステッカーは背景が透過するステッカーとして動画に合成できる。(1日に生成できる回数に制限あり)

AIステッカー生成のイメージ

AI自動字幕起こし(365、Ultimate Suite限定)

 AI技術で動画の音声を自動で字幕に変換する。日本語、英語、中国語に対応。SRTファイルで入出力できる。

AI自動字幕起こしのイメージ

AIボディエフェクト(365、Ultimate Suite、Ultra限定)

 AI技術により、動く人物やモノの周りにビジュアルエフェクトを適用できる。

AIボディエフェクトのイメージ

タイトルの奥行き(全エディション共通)

 タイトルのデザインに奥行きのオプションが追加。

タイトルの奥行きのイメージ

AI音声修復アシスタント(365、Ultimate Suite限定)

 不要なノイズを自動で検出し、除去方法を提案。ワンクリックで音声を修正できる。

AI音声修復アシスタントのイメージ

 「PowerDirector 2024」は、64bit版のWindows11/10に対応しており、製品版はダウンロード販売で購入可能。価格は「PowerDirector 365」が年額8,980円(税込み)、買い切り版で一通りの機能を備えた「PowerDirector 2024 Ultra」が12,980円(税込み)、色調補正ソフト「ColorDirector」や音声編集ソフト「AudioDirector」といったソフトを同梱した「PowerDirector 2024 Ultimate Suite」が20,980円(税込み)など。また、パッケージ版の発売は10月27日に予定されている。

ソフトウェア情報

「PowerDirector 365」
【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
64bit版のWindows11/10
【ソフト種別】
ダウンロード販売 (年額8,980円など)
【バージョン】
22.0.2107.0(23/09/14)