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WebPのゼロデイ脆弱性を修正した「LibreOffice」v7.6.2/7.5.7が公開

当初の予定より早くリリース

The Document Foundation、「LibreOffice 7.6.2 Community」「LibreOffice 7.5.7 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は9月26日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.6.2 Community」「LibreOffice 7.5.7 Community」を公開した。

 「LibreOffice」にはテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版と、既存機能の改善に注力した安定(Still)版の2つがある。今回はすでに悪用の報告がある「CVE 2023-4863」に対処するため、双方で問題を修正したアップデートが施されたかたちだ。

 CVE-2023-4863は、WebPのレンダリングに係るコードライブラリに起因するもの。細工されたHTMLページを介して任意のコードを実行される可能性がある。CVSS 3.1の基本スコアは8.3(High)。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「libreoffice.org」から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7 SP1以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.6系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10/11およびWindows Server 2012~2022
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.6.1(23/09/14)
「LibreOffice」v7.5系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10/11およびWindows Server 2012~2022
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.5.7(23/09/14)