ニュース

「iOS 17.1.2」「iPadOS 17.1.2」が公開 ~Webkitのゼロデイ脆弱性に対処した緊急アップデート

脆弱性は2件、「iOS 16.7.1」以前のバージョンで悪用を確認

Apple、「iOS 17.1.2」「iPadOS 17.1.2」を公開

 米Appleは11月30日(現地時間)、「iOS 17.1.2」および「iPadOS 17.1.2」を公開した。本アップデートには重要なセキュリティ修正が含まれており、すべてのユーザーに適用が推奨されている。

 「iOS 17.1.2」および「iPadOS 17.1.2」では、HTMLレンダリングエンジン「Webkit」に関する2件の脆弱性が解決された。いずれも「iOS 16.7.1」以前のバージョンにて悪用された可能性があるということで、一刻も早い対処が必要だ。脆弱性の概要は以下の通り。

  • CVE-2023-42916:Webコンテンツの処理により、機密情報が漏えいする可能性がある
  • CVE-2023-42917:Webコンテンツの処理により、任意のコードが実行される恐れがある

 対象機種については、iPhoneは「iPhone XS」以降のモデル、iPadは「iPad Pro」(12.9インチ)の第2世代以降、「iPad Pro」(10.5インチ)、「iPad Pro」(11インチ)の第1世代以降、「iPad Air」の第3世代以降、「iPad」の第6世代以降、「iPad mini」の5世代以降、のモデルとなっている。

 なお、iPhone/iPadの場合、OSは自動で更新される。手動でアップデートを行なう場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。