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「Copilot in Edge」が開発者ツールと連携、AIがエラーの内容やコードの意味を解説

「Edge 120」から実験搭載

AI機能「Copilot in Edge」が開発者ツール(DevTools)と連携、エラーメッセージの内容などを解説してくれるように

 米Microsoftは12月14日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Edge」の開発者ツール(DevTools)に実験的な新機能を導入したと発表した。AI機能「Copilot in Edge」を利用し、エラーや警告、コードスニペットについて説明してもらえるという。

 この機能は、今月初めにリリースされた「Edge 120」より利用可能。初期状態では無効化されているため、利用する際は以下の試験フラグを手動で有効化し、Webブラウザーを再起動する必要がある。

edge://flags/#edge-ai-explain-devtools

 設定が完了すると、開発者ツール([Ctrl]+[Shift]+[I]キー)で以下の機能が利用可能だ。

「edge://flags/」画面で試験機能フラグを有効に

[コンソール]タブ

 コンソール画面のエラーメッセージ右端に「Copilot」のアイコンが追加され、クリックすると「Copilot in Edge」サイドパネルにエラーメッセージがコピーされる。しばらく待つと、「Copilot」がその意味を読み解き、丁寧に内容を説明してくれる。

コンソールのエラーメッセージに「Copilot」アイコン
「Copilot」がその意味を読み解き、丁寧に内容を説明してくれる。初回利用時にいくつかのアクセス許可、許諾が必要

[ソース]タブ

 ソースコード画面では、選択テキストの右クリックメニューに[Copilot: Explain these lines of code]というコマンドが追加される。これを実行すると、選択範囲のコードが「Copilot in Edge」サイドパネルに送られ、AIがその内容を解説してくれるようになる。

[ソース]-[ページ]タブの右クリックメニューに「Copilot」連携コマンドが追加

 これまでもWeb検索コマンドでエラーの内容を調べることはできたが、毎回ピッタリした回答を得られるとは限らなかった。しかし、「Copilot」であれば似たような事例からユーザーが今直面している問題を解きほぐし、ときには具体的な解決策まで示してくれる。JavaScriptの難解なエラーに戸惑いがちなWeb開発の入門者はもちろん、上級者にとっても有用な機能といえるだろう。