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「Microsoft Edge 120」が正式版に ~すみずみまでサンドボックス化、セキュリティアップ
脆弱性の修正は8件、最大深刻度「High」
2023年12月8日 10:07
米Microsoftは12月7日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v120.0.2210.61を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 120」では、Windows版でネイティブアプリコンテナーを既定で有効化(RendererAppContainer)。従来はパフォーマンスなどの理由でサンドボックス化されていなかった部分に関しても、サンドボックスで守られるようになった。
ただし、一部のコードインジェクションを利用するセキュリティで互換性問題が発生する可能性がある。その場合は当該ソフトのベンダーに問い合わせるか、「RenderarAppContainerEnabled」ポリシーを変更する必要がある。
セキュリティ関係の修正は、全8件。内容は「Chrome 120」とほぼ同じだが、「Edge」固有のものも含まれている。
- Microsoft Edge (Chromium ベース) の情報漏えいの脆弱性(Low)
- Microsoft Edge (Chromium ベース) の特権昇格の脆弱性(Moderate)
- Microsoft Edge (Chromium ベース) の情報漏えいの脆弱性(Low)
最大深刻度は「High」。
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。