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「Gmail」、迷惑メールを抑止するための新しいポリシーを2024年2月までに適用開始
Gmailアドレスへ1日5,000通以上のメールを送信するユーザー向け
2024年1月16日 07:29
米Googleは1月12日(日本時間)、公式ブログ「Google Japan Blog」にて、Gmailアドレスへ1日5,000通以上のメッセージを送信するユーザー(大量送信者)に向けた新しいポリシーを公開した。
同社は「Gmail」でAIを活用し、スパム、フィッシング、マルウェアの99.9%以上が受信箱に届かないように、毎日約150億件の迷惑メールをブロックしている。しかし、同サービスの提供から20年が経過した現在では、メールの安全な送受信に関して複雑な問題に直面しているという。
迷惑メールを阻止し、受信トレイをさらに安全にするために、同社は昨年10月大量送信者に向け、以下の3つの新しいポリシーを発表した。
- メールの認証設定
信頼できる送信元からのみメールを受信すべきとして、大量のメールを送信するユーザーに対して、手順に従ったメール認証を義務付ける。これにより、攻撃者に悪用されることを防ぐ。 - 配信停止を容易にする
特定のメール送信者からの不要なメールをワンクリックで停止可能にするため、「Gmail」の受信者がワンクリックで商用メールの配信を解除できる機能を提供すること、および配信停止リクエストを2日以内に処理することが義務付けられる。 - 不要メール削減のためスパム率のしきい値を設定
「Gmail」にはすでに不要なメールが受信箱に届くのを防ぐ多くのツールが備わっている。今後、さらに受信者が望まないメールを減らすために送信者が遵守すべき明確なスパム率のしきい値が適用される。
これらのポリシーは、2024年2月までに施行されるとしている。