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クラスター、アプリとブラウザーで併用可能なメタバース空間を提供開始

初心者仕様の「法人向けclusterブラウザ版」が正式リリース

クラスター、アプリとブラウザーで併用可能なメタバース空間を提供開始

 クラスター(株)は、法人向けに提供しているバーチャル空間の制作・運営サービスにおいて、「法人向けclusterブラウザ版」をリリースし、アプリ版とブラウザー版の併用利用が可能になったと発表した。同一のプラットフォームにおいて、アプリ(スマホ・PC・VR)とブラウザーのいずれにも対応した、マルチデバイスからのアクセスが可能な法人向けサービスは国内初だという。本リリースは1月31日から。

 これまで同社は、アプリで体験可能なリッチコンテンツを中心に開発を進めてきたが、多くの利用ユーザーから「アプリにアクセスする前に簡易的にブラウザーで体験ができるようにしたい」との要望を受け、今回の「ブラウザ版」のリリースを決定。これにより、アプリでのフルスペックな体験をする前に、気軽に法人のバーチャル空間(メタバース空間)にアクセスすることが可能になる。

 その第一弾として、東京都主催の東京の魅力を発信するプロジェクト「Virtual Edo-Tokyo」内にある「Edo Area」のブラウザー版を1月31日にリリースした。江戸城を再現した空間にブラウザーからアクセスすることで、気軽にバーチャル(メタバース)空間の中を回遊することが可能だ。

Virtual Edo-Tokyo内Edo Areaブラウザ版
2Dと3Dの要素が混ざった、バーチャル空間だからこそできる世界観を表現
Edo Areaを探索して江戸グルメを集めるスタンプラリーが遊べる

 「法人向けclusterブラウザ版」では、アプリ版と同じ操作性で空間内での回遊が可能。また、ゲーミフィケーションを伴う企画も提供できるとのこと。さらに撮影モードも搭載されており、アプリ版でも人気の機能「撮影モード」もブラウザーで同じように体験できるほか、自撮りモードも使用可能となっている。

 同社によると、ブラウザー版は1人でのバーチャル空間体験となり、「まずは操作に慣れたい」「空間をじっくり楽しみたい」といった、初心者にもおすすめの仕様だという。アプリ版とブラウザー版の併用が可能になったことにより、初心者の不安や「最初からアプリを落とすのはハードルが高い」と感じるユーザーのニーズにも対応できるとしている。

 なお、ブラウザー版へのアクセスは、PCからのみとなる。