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ソニーの「mocopi」が国産メタバースプラットフォーム「cluster」で使用可能に

「OSC Trackers」の接続機能がベータテスト中、正式実装は5月8日を予定

「cluster」で「mocopi」が使用可能に

 クラスター(株)は4月24日、同社が運営するメタバースプラットフォーム「cluster」の最新リリースv2.72を公開。PC版VRモードとQuest版で「OSC Trackers」を接続できる機能のベータテストを開始した。

「cluster」v2.72がリリース

 このアップデートにより、「cluster」内でソニー(株)から発売中のモバイルモーションキャプチャーツール「mocopi」をはじめ、OSC(OpenSound Control、外部アプリとリアルタイムにデータの送受信ができるプロトコル)の送出ができるトラッキングデバイスやそのアプリと接続し、「SteamVR」用の仮想トラッカーとして機能させることが可能になった。現時点では最大で6点のトラッキングとなる。

ソニーのモバイルモーションキャプチャーツール「mocopi」

 なお、「cluster」内で「mocopi」を使用する場合は、PCにVR機器を接続するか、「Meta Quest 2」などのスタンドアロン型VR機器が必須だ。現時点ではデスクトップモードやスマートフォンモードでは使用できない。「cluster」が「mocopi」等に正式対応するアップデートは5月8日に実装予定となっている。

 あわせて、今回のアップデートでは、Android版でイヤホンをつけなくてもマイクが使えるようになったり、いくつかのバグ修正やパフォーマンス改善が行われた。