やじうまの杜

【mocopi開封の儀】ソニーのモバイルフルトラッカー「mocopi」がやってきた!

パッケージの随所にもソニーらしいセンスが光る

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「mocopi」が窓の杜編集部にもやってきました

 ソニーのモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」が1月20日に発売日を迎えました。

 高額かつ難易度の高い3Dフルボディトラッキングの敷居を大きく下げるものとして期待されている本デバイスは、昨年12月にソニーストアで予約開始されるや、初回出荷分を求めるユーザーのアクセスが集中し、一時的にレジ機能が制限されるほどの人気ぶりを見せつけました。大変な盛況でしたが、窓の杜編集部ではなんとか「mocopi」をゲット。ついにメタバース界大注目の新デバイスがやってきました。

 「mocopi」は、ソニーの独自アルゴリズムを用いた小型&軽量センサーとスマートフォン(専用アプリ)のみで、モーションキャプチャーやVR(バーチャル・リアリティ)へのリアルタイムなモーション入力を実現したモバイルモーションキャプチャーツール。

 フルトラッキング可能な競合デバイスと比べて購入しやすい価格(直販価格は49,500円。とはいっても高額であることは確かですが……)、外ロケ・屋外配信で身につけていても配信者だとバレないほどの高い携帯性とデザイン性など、誰でもどこでも手軽に3Dフルボディトラッキングの楽しさを味わえるのが大きな魅力です。

モバイルモーションキャプチャー:可能性、無限大。ちいさくて、かるい、モバイルモーションキャプチャー mocopi(モコピ)【ソニー公式】

 今回は、そんなメタバース、VTuber、SNSなど、3Dアバターを使ったコンテンツ制作の可能性を大きく広げていくであろう「mocopi」の開封フォトレポートをお届けします。

 なお、「mocopi」のすごいポイントについては、別稿の特集記事でも紹介しているので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。それではさっそくパッケージを見ていきましょう。

「mocopi」を開封! パッケージの随所にもソニーらしいセンスが光る

 到着したダンボールから出てきたのは白い箱。「mocopi」のセンサー本体が非常にカラフルなので、さぞパッケージも若者向けというかド派手な感じなのかなと思っていましたが、意外にも落ち着いた感じですね。値段に相応しい高級感が漂っています。

幅17.5cm×奥行13.5cm×高さ7cmほどの大きさの外箱。ソニーのロゴのみのシンプルなデザインです
裏面には型番と同梱物が記載されています

 さて、上蓋を引っ張りあげてみると「mocopi」のテーマカラーに彩られた内箱が出てきました。こちらは先ほどの印象とは打って変わって非常にポップな感じです。

 内箱の蓋を開けると、センサー6点が入った充電ケースが出てきます。ちなみにその蓋はリファレンスガイド(主に取り扱いの注意事項など。操作説明はQRコードからスマホで閲覧する形)入れになっていて、裏面には初期設定の方法がイラストで紹介されていました。こうした部分もオシャレにデザインされているのがソニーらしいセンスだなと感じさせます。

箱を開けるとさらに箱が!
内箱の蓋を開けるとセンサー&充電ケースがありました
ちなみに内箱の蓋にはリファレンスガイドが入っています

 続いて、センサー&充電ケースを取り出していきましょう。買ったばかりのアイテムって、この瞬間がワクワクしますよね。

センサー&充電ケースを取り出します
軽さにビックリ
包装をはがしてみました

 「mocopi」は、このケース内の6つの小型センサーを装着してスマホアプリと連動させるだけで3Dフルトラが可能です。各センサーの大きさは500円玉ほどなので本当に小さいです。充電ケースが入るポーチや巾着などを用意すれば、どこでも傷つけずに持ち運べると思います(むしろセットに入れてほしかったぐらいですね)。

 また、センサーはマグネット固定式なのもポイント。磁力がかなり強いです。充電ケースにセンサーを戻す際もカチッと定位置に戻るようになっています。

センサーは充電ケースに入っています
充電ケースの蓋を開けてみました
センサー裏面。マグネットでつけ外します
センサー1個の大きさは直径32mm×厚み11.6mm。充電ケースは幅10.5cm×奥行7cm×高さ2cmで、どちらも非常にコンパクトです
センサーをすべて取り出すとこんな感じ
充電ケースはUSB充電(USB Type-Cに対応)です

 ところで、センサーをつけるバンドとクリップがあるはずなのですが、どこにあるのでしょう。実はセンサーと充電ケースが入っていた箱部分はさらに取り出せるようになっていて、そこに体につけるバンドとクリップが隠れていました。

 バンドとクリップを取り出すと、箱の底に「WRIST」や「HEAD」と記載されているのに気づきます。後でどこにしまうのかがわかるよう、細やかな配慮がなされています。

なにやらさらに取り出せるようです
バンドとクリップが隠れていました!
後でどこにしまうのかがわかるよう記載されています

 バンドとクリップは、ヘッドバンド1個、リストバンド2個、アンクルバンド2個、クリップ1個の合計6個。バンドはマジックテープになっており、これにセンサーを装着して体の6点に身につけていくことになります。

 ちなみに、どれがリスト用かアンクル用かはバンド自体には記されていないため、バンドを束ねてあるシールをはがしてしまうと、ぱっと見ではわからなくなってしまいます。最初のうちは、短いのがリスト用、長いのがアンクル用、そしてベルト調整できるのがヘッド用、と覚えておくとよいかもしれません(適正なサイズになっているので間違う可能性は低いかもですが……)。

ヘッドバンド、リストバンド、アンクルバンド、クリップ
アンクルバンドとリストバンドには、シールでどこ用かがわかるようになっています
リストバンド
アンクルバンド。リストバンドよりも少し長め
クリップ
外れないよう固めのクリップです

 せっかく開封してみたので、バンドとクリップにセンサーをつけてみました。

 バンドとクリップにはセンサー本体をしっかり固定できるよう爪がついており、それを開いてセンサーを近づけることで、マグネットで気持ちよくはまっていきます。ポイントは「SONY」のロゴとセンサーの文字が一緒の向きになること。これが正しい位置になります。

 ちなみに、逆方向につけようとすると、磁石の反発が強いので間違いが起きないようになっていました。

センサーをつけてみました
マグネット式で気持ちよくはまります
各バンドとクリップには、センサーを固定するための爪もついています
爪を押しながら(開きながら)つけていきます
逆方向につけようとすると、磁石の反発でできないようになっていました

 以上、「mocopi」の開封フォトレポートになります。スマホとのペアリングやセンサーのキャリブレーションなど、初期設定の方法については稿を改めてお届けしたいと思います。

 発売日にもTwitterのトレンド入りを果たした「mocopi」。ここからモーションキャプチャーの世界はどう変わっていくのか、要注目です。

「mocopi」にもうワクワクですね。クリエイターによるこれからの活用方法に期待です

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