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メールアプリで「Outlook.com」に接続できない問題は解決 ~Microsoftが発表

2段階認証を有効化し、2段階認証未対応アプリでは「アプリパスワード」の利用を

メールクライアントで予期せぬ認証プロンプトが表示され、「Outlook.com」に接続できない

 米Microsoftは2月5日(現地時間、以下同)、デスクトップ版「Outlook」アプリをはじめとするメールクライアントで予期せぬ認証プロンプトが表示され、「Outlook.com」に接続できない問題が解決したと発表した。

 この問題は1月下旬から続いていたが、1月31日と2月2日にサービス変更を実施したことで解消されたとのこと。

 なお、「Outlook 2013」および「Outlook 2016」で引き続き認証プロンプトが表示される場合は、「Microsoft アカウント」で2段階認証が有効になっていることを確認したうえで、アプリパスワードを作成しなければならない。

 アプリパスワードは2段階認証をサポートしていない古いアプリのために用意されている仕組みで、アカウントのパスワードとは別に、アプリ単位でパスワードを発行してサービスにログインする。万が一アプリが乗っ取られても、アプリパスワードを破棄すれば、ユーザーアカウントを守ることができるというわけだ。

 この仕組みは「Outlook 2013」や「Outlook 2016」だけでなく、古いメールソフトや家庭用ゲーム機などでも利用可能。もっとも、これはあくまでも次善の策であり、できれば2段階認証に対応した最新のアプリを利用するべきだろう。

「Microsoft アカウント」で2段階認証が有効になっていることを確認したうえで、アプリパスワードを作成