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「Opera」開発版がAIベースのWebブラウザーに ~Android版は声で対話する機能も

生成AI「Aria」を軸にWebブラウザーを再構築

「Aria」のサイドパネル

 ノルウェーのOpera Softwareは3月8日(現地時間)、「Opera One」の開発者向けバージョンで「AI Feature Drops」イニシアティブを開始すると発表した。OpenAIが提供する「ChatGPT」をベースとしたOpera社の生成AI「Aria」を単に「Opera」へ統合するだけでなく、「Aria」を軸に「Opera」を再構築していくという。

 また、3月12日にリリースされたAndroid版「Opera 81」に、「Aria」関連の「Ask Aria」と「Aria Voice」という2つの強力なAI機能が追加されたことが発表された。

Android版「Opera 81」

 「Ask Aria」は、個人的なリサーチアシスタントとして利用できるAI。Webページのテキストを選択し、ポップアップコマンドから[Ask Aria]を実行すると、そのテキストに関する質問を行うことができる。テキストを要約したり、疑問を深堀したいときに役立つだろう。

ポップアップコマンドから[Ask Aria]を実行

 一方の「Aria Voice」は、声で「Aria」と対話できるようにする機能だ。ツールバー右端のプロフィールアイコンから[Aria ブラウザ AI]へアクセスすると、「Aria」との対話パネルが表示され、マイクアイコンのクリックで「Aria Voice」が起動する。あとはハンズフリーでAIとの会話が可能だ。

声で「Aria」と対話