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賞金付きの「24時間AIハッカソン」が全国3カ所で開催、「AIスーパーコンピュータ」も利用可能
2024年4月5日 19:44
株式会社サードウェーブは、AI技術をテーマとしたハッカソン「24時間AIハッカソンPowered by GALLERIA 2024」を全国3カ所で開催すると発表した。5月11日(土)・12日(日)に開催する大阪会場を皮切りに、福岡会場(7月予定)、東京会場(9月予定)と開催していく。
「AIコミュニティを全国に広げていく」
このハッカソンは、昨年11月に秋葉原で実施された「24時間AIハッカソン」に続くもの。
AIコミュニティの拡大を目的としており、今回新たに大阪、福岡でも開催。「AIコミュニティを全国に広げていく」(サードウェーブ)という。
各会場の優勝賞金は10万円で、優勝者は11月に東京・秋葉原で実施されるイベント「AIフェスティバル 2024 Powered by GALLERIA」にも招待される(交通費一部負担あり)。
参加条件は2〜5名からなるチームで、大阪と福岡は未成年者の参加も可能(保護者の同意書が必要)。参加費は無料。
参加チーム数は会場ごとに5~8チームと限定されており、それを超える応募があった場合は抽選となる。大阪会場はOCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校、福岡会場は福岡デザイン&テクノロジー専門学校で、東京会場はLFS池袋。
GALLERIAブランドのPCや「AIスーパーコンピュータ」などが利用可能
ハッカソン当日は、会場で発表されたテーマに沿って作品を制作。24時間でAIの技術を競う。使用するモデルはHuggingFaceまたはGitHubのどちらかで公開されているモデル(自社・自チーム開発のモデルを含む)、あるいはその場で学習させたモデル。
開発/演算環境としては、GALLERIAブランドのPCやAIスーパーコンピュータ「継之助」などが用意されるほか、参加者持ち込みのノートPCや各種クラウドサービスも利用可能。AIスーパーコンピュータ「継之助」のスペックは、「NVIDIA A100 80GB/8基搭載」「12TB RAID 0 構成HDD」「12TB RAID0 SSD」「NVMe RAID0 8TB」とされている。開発する成果物は、ソフトウェアだけでなくハードウェアも想定されている。
なお、東京会場では開始から終了までの24時間、会場が利用できるが、大阪会場と福岡会場は夜間は会場を利用できず、会場からはいったん退出後、翌朝から再開となる。
大阪会場の申し込みは既に開始されており、申し込みページや詳細なレギュレーションも既に公開中で、応募締め切りは4月21日(日)。福岡は5月から、東京は7月から申し込み開始となる予定。
「AIフェスティバル」も11月に開催
なお、各会場の優勝者が招待される「AIフェスティバル 2024 Powered by GALLERIA」は、昨年11月に開催された「第一回AIフェスティバル Powered by GALLERIA」に続くもの。今年の開催日は11月8日(金)・9日(土) の2日間で、会場は東京・秋葉原のベルサール秋葉原(2階)。
会場では、最新のAIに関するトークセッションが実施されるほか、AIの最新情報やビジネス動向がわかるセッション、AIアートの先駆者によるセッションなど、多彩なセッションが行われるほか、AIに関連する企業・スタートアップのブースや、AIエンタテインメントの紹介ブースなども設置。AIに関わる様々な人たちが集まり、コミュニケーションできる場を2日にわたって提供するという。
「AIフェスティバル 2024 Powered by GALLERIA」の入場料は2,000円で2日間有効。ドスパラ会員への無料招待(抽選)サービスも行われる。