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「Copilot Academy」が発表 ~Microsoft社内でも活用されている生成AIの学習コース

従業員の学習・トレーニングプラットフォーム「Viva Learning」の一部として提供

Microsoft、「Copilot Academy」を発表

 米Microsoftは4月11日(現地時間)、「Microsoft Copilot Academy」を発表した。同社のエキスパートが作成した教材をもとに、「Microsoft Copilot」を体系的に学んだり、スキルアップを図ることができる。

 「Copilot Academy」は従業員の学習・トレーニングプラットフォーム「Viva Learning」の一部として提供され、以下の条件を満たすテナントとそれに属するユーザーが利用できる。

  • テナントが「Copilot for Microsoft 365」にアクセスできる
  • それぞれのユーザーに「Viva Learning」または「Viva Suite」のいずれかの有料ライセンスが割り当てられている

 現時点では英語のみの提供となるが、2024年第3四半期からは対応言語が拡大される予定。それを機に「Copilot for Microsoft 365」ユーザーであれば追加料金なしで「Copilot Academy」が利用可能になるとのことで、「Viva」ライセンスは不要となる。

 利用の際は、「Viva Learning」のTeamsアプリやWebアプリからアクセスする。アカデミー内のコンテンツは「Copilot」やプロンプトの概要から順に、生成AIの使い方を体系的に習得できるように工夫されている。これらをマスターすれば、「Microsoft 365」に固有のコンテンツの作成・変換処理、時短のための工夫、コラボレーションなどが具体的な事例とともに学べる仕組みだ。

「Viva Learning」のTeamsアプリやWebアプリからアクセス

 また、管理者用の学習パスも用意されており、実装ガイダンスやセキュリティ、コンプライアンスなどがカバーされているとのこと。これらはMicrosoftの社内でも従業員のスキルアップのために活用されているという。