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Mac/Linuxでも楽しめる将棋アプリ「ShogiHome」が公開 ~オープンソース、Electron製

「Electron 将棋」から改称

Mac/Linuxでも楽しめる将棋アプリ「ShogiHome」が公開

 オープンソースの将棋アプリ「ShogiHome」が6月14日、「GitHub」でリリースされた。ライセンスは「MIT License」で、無償でのダウンロードが可能。

 「ShogiHome」は、クロスプラットフォームアプリのフレームワーク「Electron」で制作された将棋アプリ。これまでは「Electron 将棋」と呼ばれていたが、このバージョンを機にソフト名とアプリアイコンが変更された。

 この分野のアプリでは「将棋所」などが有名だが、その多くはWindows専用だ。しかし、「ShogiHome」はWeb技術を用いたクロスプラットフォーム対応アプリの開発フレームワーク「Electron」で作られているので、MacやLinuxでも楽しめる。機能は若干制限されるものの、Webブラウザーでも体験できる。

機能は若干制限されるものの、Webブラウザーでも体験できる

 さらに、本ソフトは「USI」(Universal Shogi Interface)プロトコルもサポート。インターネットで公開されている将棋AIを登録して、局面の優劣や推奨手を検討させたり、AI同士で対戦させることもできる。

 コンピューター将棋で一般的なCSAプロトコルにも対応しており、通信対局も可能だ。

USIプロトコルをサポートした将棋AIを登録して。対戦や検討が可能
CSAプロトコルにも対応しており、通信対局も比較的簡単に楽しめる

 なお、本ソフトのリリースに合わせ、有名な将棋AI「やねうら王」にもmacOS向けのバイナリが用意された。Macで気軽に将棋AIを体験したい人は試してみるとよいだろう(もちろん、Windows用のバイナリもある)。

ソフトウェア情報

「ShogiHome」最新版
【著作権者】
Kubo, Ryosuke 氏
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.15.0(24/06/14)