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Oracleの定例セキュリティ更新、「Java」「VirtualBox」「MySQL」など386件の脆弱性に対処

2024年7月「Critical Patch Update」を実施

Oracle、2024年7月「Critical Patch Update」を実施

 米Oracleは7月16日(現地時間、以下同)、四半期ごとに実施される定例セキュリティアップデート(Critical Patch Update:CPU)の内容を発表した。「Oracle Java SE」や「MySQL」、「Oracle VM VirtualBox」などの製品で新たに386件の脆弱性が修正されている。

 「Oracle Java SE」関連では、新たに7件の脆弱性が修正された。すべて認証なしでリモートから悪用可能で、「Java SE」にかかわる脆弱性の「CVSS 3.1」ベーススコアは最大で「7.4」と評価されている。以下のバージョンへのアップデートが必要だ。

  • Oracle Java SE 22.0.2
  • Oracle Java SE 21.0.4
  • Oracle Java SE 17.0.12
  • Oracle Java SE 11.0.24
  • Oracle Java SE 8 Update 421

 仮想化製品に関する新規の脆弱性修正は、全3件。認証なしでリモートから悪用が可能な脆弱性はないが、「CVSS 3.1」ベーススコアの最大は「8.2」と評価されている。「Oracle VM VirtualBox」を利用している場合は、v7.0.20への更新が必要。

 そのほか、「Oracle MySQL」で37件の脆弱性が新たに修正されるなど、多くの製品に修正パッチが提供されている。次回のCPUは10月15日に実施される予定だ。