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Microsoftが無償提供するWindows 11仮想マシン、「VMware」「Parallels」向けが中止

7月15日から一時的に

Windowsアプリ開発者向け「Windows 11」仮想マシンの提供ページ

 MicrosoftはWindowsアプリ開発者向けに無償で「Windows 11」仮想マシンを提供しているが、「VMware」と「Parallels」向けのダウンロードが米国時間7月15日から一時的に中断されるとのこと。技術的な問題が発生しているようだ。

 この仮想マシンは、開発者がすばやくWindowsアプリを構築できるように、以下の開発者ツール、SDK、サンプルがあらかじめインストール済み。OSの設定も一部変更されている。

  • 「Windows 11 Enterprise」(評価版)
  • 「Visual Studio 2022 Community Edition」(UWP、.NET Desktop、Azure、Windows App SDK for C#の各ワークロードが有効)
  • 「Windows Subsystem for Linux 2」の「Ubuntu」が有効
  • 「Windows ターミナル」
  • OSの開発者モードが有効

 OSが評価版となっているため、仮想マシンを同社が提供する最新のものへ定期的に置き換える必要はあるが、これが無償で利用できるのは便利だ。なお、現在提供中の仮想マシンは有効期限が7月15日までとなっている。

 仮想PCソフトは自社の「Hyper-V」(第2世代)だけでなく、「VMware」「VirtualBox」「Parallels」をサポートする。「VMware」「Parallels」向けダウンロードの中断中は、「Hyper-V」か「VirtualBox」を利用する必要がある。