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Windows 11 24H2環境で「VoiceMeeter」がBSoDを引き起こす問題は解決、セーフガードも解除

新しいドライバーの提供で新しいメモリマネージャーの非互換性問題は解消

同社のアナウンス

 「VoiceMeeter」ドライバーと「Windows 11 バージョン 24H2」の新しいメモリマネージャーの非互換性問題は、ドライバー側のアップデートで解決されたとのこと。米Microsoftが11月8日(現地時間)、自社のサポートサイトで明らかにした。

 「VoiceMeeter」は、VB-Audio Softwareの仮想オーディオミキサーアプリ。「Windows 11 バージョン24H2」をインストールすると、このアプリの実行中に「MEMORY MANAGEMENT」というエラーメッセージを発してブルースクリーン(BSoD)状態に陥る現象が報告されていた。

VB-Audioの仮想オーディオミキサーアプリ「VoiceMeeter」

 Microsoftによると、この問題を回避するには「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードする前に「VoiceMeeter」アプリを最新バージョンへ更新すればよい。

  • 「VoiceMeeter」v1.1.1.8
  • 「VoiceMeeter」v2.1.1.8
  • 「VoiceMeeter」v3.1.1.8

 同梱のドライバー「vbvoicemeetervaio64_win10.sys」v3.3.1.9では、新しいメモリマネージャーとの互換性問題が解決されている。

 なお、本件に関しては「Windows 11 バージョン 24H2」の提供を一時中止するセーフガード措置がとられていたが、これは11月5日の時点で解除されているとのこと。ドライバーが当該バージョン以降であれば、通常48時間以内に再び「Windows 11 バージョン 24H2」へのアップグレードが可能となる。