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Androidの2024年12月セキュリティ更新が公表 ~FrameworkやSystemに脆弱性

デバイスメーカーからアップデートが提供されたら適用を

Androidの2024年12月セキュリティ更新が公表

 米Googleは12月2日、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

 Android OSのセキュリティ更新プログラムは毎月「2024-xx-01」と「2024-xx-05」という2つのセキュリティレベルに分けられている。

 「01」は対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセット。修正範囲に制限を設け、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮されている。「05」はそれ以外の問題にも対処した、いわば完全版だ。

セキュリティ更新プログラムレベル「2024-12-01」

 「2024-12-01」は以前に修正された問題に加え、新たにFrameworkで3件、Systemで3件の脆弱性が修正された。

 Systemコンポーネントでリモートからコードが実行できてしまうおそれのある問題(CVE-2024-43767)や、FrameworkおよびSystemコンポーネントで追加の実行権限がなくても、ローカルで権限を昇格される可能性のある問題(CVE-2024-43762、CVE-2024-43764、CVE-2024-43769、CVE-2024-43097、CVE-2024-43768)が確認されている。いずれの問題も深刻度の評価は「High」。

セキュリティ更新プログラムレベル「2024-12-05」

 「2024-12-05」はすべての問題に対処した完全版。「2024-12-01」での修正に加え、Imagination Technologies componentsで2件、MediaTek componentsで1件、Qualcomm componentsで1件、Qualcomm closed-source componentsで4件の脆弱性が解決された。いずれの問題も深刻度の評価は「High」。