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Androidの2024年10月セキュリティ更新が公表 ~FrameworkやSystemに脆弱性

デバイスメーカーからアップデートが提供されたら適用を

Androidにセキュリティアップデート

 米Googleは10月7日(現地時間)、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

 Android OSのセキュリティ更新プログラムは毎月「2024-xx-01」と「2024-xx-05」という2つのセキュリティレベルに分けられている。

 「01」は対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセットとなっている。修正範囲に制限を設けることで、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮したもの。「05」はそれ以外の問題にも対処した、いわば完全版だ。

セキュリティ更新プログラムレベル「2024-10-01」

 「2024-10-01」は以前に修正された問題に加え、新たにFrameworkで3件、Systemで4件の脆弱性が修正された。これらの問題のなかで最も深刻なのはSystemコンポーネントでリモートからコードが実行できてしまう問題(CVE-2024-40673)。いずれの問題も深刻度の評価は「High」と評価されている。

 これらのうち「CVE-2024-40673」と「CVE-2024-40674」は、「Google Play」システムのアップデート(Project Mainline)経由でも配信される。

セキュリティ更新プログラムレベル「2024-10-05」

「2024-10-05」はすべての問題に対処した完全版で、「2024-10-01」での修正に加えImagination Technologiesで7件、MediaTek componentsで8件、Qualcomm componentsで3件、Qualcommのクローズドソースコンポーネントで1件の脆弱性が解決されている。深刻度の評価はいずれも「High」。