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PCで流れている音声に字幕を付けてリアルタイム翻訳、AMD/Intel搭載「Copilot+ PC」も対応

Dev版Windows 11でテスト開始。ただし……

AMD/Intel搭載の「Copilot+ PC」でも「ライブ キャプション」のリアルタイム翻訳(「Microsoft Edge」で再生中の日本語トレーニングビデオに英語の翻訳字幕を表示する例)

 米Microsoftは12月18日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.2705(KB5050636)をDevチャネルでリリースした。AMD/Intel製CPU搭載の「Copilot+ PC」で、「ライブ キャプション」のリアルタイム翻訳が新たにサポートされている。

 「ライブ キャプション」は、PCで再生されている音声にAIがキャプション(字幕)をリアルタイム付与するアクセシビリティ機能。クラウドを利用するのではなく、ローカルデバイス上で字幕処理が完結する仕組みになっているので、インターネットのない環境でも利用できる点、外部へのデータ送信がなくプライバシーを保つことができるのが大きな利点だ。日本語にも対応している

 「ライブ キャプション」のリアルタイム翻訳は、Qualcommの「Snapdragon X」を搭載した「Copilot+ PC」ですでにサポートされているが、今回のアップデートでAMD/Intel搭載の「Copilot+ PC」でも利用できるようになる。対応言語は日本語を含む44カ国語に上るが、サポートされているのは英語への翻訳のみで、初期リリースでは英語を主要言語として設定しているデバイス限定で展開されるとのこと。日本語への翻訳対応にも期待したい。

 そのほかにも、Snapdragon搭載「Copilot+ PC」では中国語(簡体字)へのリアルタイム翻訳が展開中。翻訳元の対応言語には、日本語も含まれる。