ニュース

定番ターミナルエミュレーター「Tera Term」がアップデート、リリース計画も更新

「定期リリース」と「安定版リリース」の2本立てに

「Tera Term」v5.4.0

 定番のターミナルエミュレーター「Tera Term」が3月3日、v5.4.0へとアップデートされた。以下の変更が実施されている。

  • バージョンを「x.y.z」形式に変更
  • 「Tera Term」本体の設定ダイアログ([設定]-[端末]メニュー)を[その他の設定]ダイアログへ統合
  • 「Windows 11 バージョン 24H2」でDPIが異なるディスプレイをまたいだときの不具合に対処
  • Unicode対応を改善
[その他の設定]ダイアログ

 なお、今後はリリースプランが変更されるとのこと。v5.4.0、v5.5.0、v5.6.0……といった「定期リリース」には新機能も含まれ、これまで通り2月末と8月末にリリースされる。v5.4.1、v5.4.2、v5.4.3……といった「安定版リリース」は不定期で提供され、新機能は含まれず、直前の定期リリースで見つかった問題が修正される。

 「Tera Term」は、寺西高氏によって開発された老舗のリモートログオンクライアント(初版は1994年2月24日)。当初はWindows 3.1で動作する16bitアプリだったが、その後さまざまな開発者による協力を得て、32bit化やSSH対応、UTF-8のサポートなどが行われた。現在ではTeraTerm Projectの下、オープンソースアプリとしてメンテナンスされている。対応OSはWindows 7以降で、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能だ。

ソフトウェア情報

「Tera Term」
【著作権者】
TeraTerm Project
【対応OS】
Windows 7/8/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.4.0(25/03/03)