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定番ターミナルエミュレーター「Tera Term」がアップデート、リリース計画も更新
「定期リリース」と「安定版リリース」の2本立てに
2025年3月4日 09:46
定番のターミナルエミュレーター「Tera Term」が3月3日、v5.4.0へとアップデートされた。以下の変更が実施されている。
- バージョンを「x.y.z」形式に変更
- 「Tera Term」本体の設定ダイアログ([設定]-[端末]メニュー)を[その他の設定]ダイアログへ統合
- 「Windows 11 バージョン 24H2」でDPIが異なるディスプレイをまたいだときの不具合に対処
- Unicode対応を改善
なお、今後はリリースプランが変更されるとのこと。v5.4.0、v5.5.0、v5.6.0……といった「定期リリース」には新機能も含まれ、これまで通り2月末と8月末にリリースされる。v5.4.1、v5.4.2、v5.4.3……といった「安定版リリース」は不定期で提供され、新機能は含まれず、直前の定期リリースで見つかった問題が修正される。
Tera Termのリリースプランを変更しました。
— TeraTerm Project (@Tera_Term)March 2, 2025
「定期リリース」は新機能も含み、これまでどおり2月/8月末にリリースされます。
🆕「安定版リリース」は、直前の定期リリースの大きな問題を修正して不定期にリリースされます。
バージョン5.4.0は定期リリース、5.4.1は5.4.0系の安定版リリースです。pic.twitter.com/GHpRz9kXHA
「Tera Term」は、寺西高氏によって開発された老舗のリモートログオンクライアント(初版は1994年2月24日)。当初はWindows 3.1で動作する16bitアプリだったが、その後さまざまな開発者による協力を得て、32bit化やSSH対応、UTF-8のサポートなどが行われた。現在ではTeraTerm Projectの下、オープンソースアプリとしてメンテナンスされている。対応OSはWindows 7以降で、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロード可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Tera Term」
- 【著作権者】
- TeraTerm Project
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.4.0(25/03/03)