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3月14日以降、古い「Firefox」ではアドオンが利用不能に ~最新版へのアップデートを

ルート証明書の有効期限が切れるため

3月14日以降、古い「Firefox」ではアドオンが利用不能に

 Mozillaは3月10日、3月14日以降は古い「Firefox」でアドオンが利用できなくなることを警告した。アドオンがMozillaに承認されたことを証明するために使用されるルート証明書が期限切れになるためで、引き続きアドオンを利用するには「Firefox」v128、またはESR版のv115以降へアップデートする必要がある。

 「Firefox」は、Webサイトやアドオン、アプリのアップデートの信頼性を検証できるように、ルート証明書を利用している。ルート証明書には期限が設定されており、期限を過ぎたルート証明書は利用できなくなるため、アドオンやアプリの信頼性を担保できなくなり、利用不能になってしまう。この問題はアドオンのほか、DRM付きのコンテンツにも影響する可能性がある。

 Mozillaはアドオンの開発者向けに、ルート証明書の期限切れが原因で発生する問題を報告するバグ報告や否定的なレビューが投稿された場合に利用できる、アドオンを再び動作させるためのサポートページを用意。ユーザーからの報告があった場合に、ユーザーへ通知することを推奨している。