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「Windows 11 バージョン 24H2」アップデートを抑止する条件が1つ解除、残り8件

Gameloft社のレースゲーム「アスファルト8」が定期的に無反応になる問題を解決

同社のアナウンス

 米Microsoftは3月19日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」を適用するとGameloft社のレースゲーム「アスファルト8」(Asphalt 8)、「アスファルト8:Airborne」が定期的に応答しなくなる問題が解決されたと発表した。適用されていたセーフガード措置も解除された。

 この問題は、「Windows 11 バージョン 24H2」環境で「アスファルト8」のプレイ中または終了時に例外エラーが発生し、応答がなくなるというもの。例外エラーを回復するにはゲームを再起動する必要があった。

 同社はこの問題の影響が広がることを防ぐため、「アスファルト8」がインストールされた環境を対象に「Windows Update」を介した「Windows 11 バージョン 24H2」の提供を一時中断するセーフガードを適用していたが、これは解除された。最大48時間で、再び「バージョン 24H2」の更新を受け取れるようになる。OSを再起動すれば、この待ち時間は短縮されることもある。

 なお、執筆時現在、まだセーフガードが適用されている問題は、以下の8件だ。「Windows 11 バージョン 24H2」は展開が本格化されているが、セーフガード適用中の環境にはまだ提供されない。

  • デジタル音響技術「Dirac Audio」(cridspapo.dll)でオーディオ出力が失われる
  • 中国の税務申告や官用の申請アプリでBSoDエラーが発生
  • カメラを利用すると一部アプリが応答不能になる
  • 「Safe Exam Browser」が開かない
  • 「Easy Anti-Cheat」を利用する一部デバイスがブルースクリーンで停止する
  • デバイスがロックされた後、指紋センサーで発生する
  • 壁紙カスタマイズアプリが正常に動作しない
  • 特定バージョンの「Intel Smart Sound Technology」ドライバーとの非互換性