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「Windows 11 バージョン 24H2」の自動アップグレードが本格化

IT部門が管理していないHome/Proデバイス(バージョン 22H2/23H3)が対象

同社のアナウンス

 米Microsoftは1月16日(現地時間)、「Windows 11 2024 Update」(バージョン 24H2)の展開状況が新たな段階に達したと発表した。「Windows Update」を介した自動更新の対象が拡大される。

 自動更新の対象となるデバイスは、「バージョン 22H2」「バージョン 23H3」を実行しているHome/Proエディション。ただし、IT部門によって管理されているデバイスは対象外だ。

 対象となった場合、「バージョン 24H2」がバックグラウンドで自動的にダウンロードされるが、アップグレードを適用するためにデバイスを再起動する時間はユーザー側でコントロールできる。また、アップグレードを延期することも可能。

アップグレードを延期することも可能

 自動更新を待たずにアップグレードしたい場合は、「設定」アプリの[Windows Update]セクションでアップデートを確認するとよい。対象デバイスには、バージョン 24H2をダウンロードしてインストールするオプションが表示される。

自動更新を待たずにアップグレードしたい場合は、「設定」アプリの[Windows Update]セクションでアップデートを確認

 なお、「バージョン 24H2」では既知の問題がいくつか確認されている。問題の影響を受ける可能性のあるデバイスにはアップグレードの配信を一時中止するセーフガード措置が取られているため、勝手にアップグレードされることはない。

 「Copilot+ PC」デバイス向け「バージョン 24H2」の新機能は、「Windows Insider」コミュニティで展開中。ただし、CPUアーキテクチャー(Intel/AMD、Arm)によって利用できる機能が異なる点には注意したい。