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「Windows 11 バージョン 24H2」の自動アップグレードが本格化
IT部門が管理していないHome/Proデバイス(バージョン 22H2/23H3)が対象
2025年1月17日 12:47
米Microsoftは1月16日(現地時間)、「Windows 11 2024 Update」(バージョン 24H2)の展開状況が新たな段階に達したと発表した。「Windows Update」を介した自動更新の対象が拡大される。
自動更新の対象となるデバイスは、「バージョン 22H2」「バージョン 23H3」を実行しているHome/Proエディション。ただし、IT部門によって管理されているデバイスは対象外だ。
対象となった場合、「バージョン 24H2」がバックグラウンドで自動的にダウンロードされるが、アップグレードを適用するためにデバイスを再起動する時間はユーザー側でコントロールできる。また、アップグレードを延期することも可能。
自動更新を待たずにアップグレードしたい場合は、「設定」アプリの[Windows Update]セクションでアップデートを確認するとよい。対象デバイスには、バージョン 24H2をダウンロードしてインストールするオプションが表示される。
なお、「バージョン 24H2」では既知の問題がいくつか確認されている。問題の影響を受ける可能性のあるデバイスにはアップグレードの配信を一時中止するセーフガード措置が取られているため、勝手にアップグレードされることはない。
- Ubisoft製ゲームが応答不能に。「アサクリ」シリーズなどに影響
- ASUSの一部デバイスがアップグレードできない
- 「Windows 11 バージョン 24H2」でカメラを利用すると一部アプリが応答不能に
- 「Safe Exam Browser」が開かない
- 「Asphalt 8」が定期的に応答しなくなる
- 壁紙カスタマイズアプリが正常に動作しない
- 「Easy Anti-Cheat」を利用する一部デバイスがブルースクリーンで停止する
- 「Intel Smart Sound Technology」ドライバーとの互換性問題
「Copilot+ PC」デバイス向け「バージョン 24H2」の新機能は、「Windows Insider」コミュニティで展開中。ただし、CPUアーキテクチャー(Intel/AMD、Arm)によって利用できる機能が異なる点には注意したい。