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「Microsoft アカウント」のサインイン仕様が変更に、2月からは“サインアウト忘れ”に要注意

公共のPC等では意識的にサインアウトを

サインイン後に表示される「サインインの状態を維持しますか?」の表示

 米Microsoftは、個人用の「Microsoft アカウント」について、2月以降、Webブラウザー上のサインインエクスペリエンスを変更し、サインアウトまたはプライベートモードでの閲覧を使用しない限り、サインイン状態が自動的に継続されるようになると明らかにした。同社のサポートドキュメントにて告知している。

 現在の仕様では、Webブラウザー上でサインインを行なうと、画面に「サインインの状態を維持しますか?」というメッセージが表示される。利用すれば次回以降のサインインを省略できる機能だが、[いいえ]を選択した場合にはブラウザーを閉じると、自動的にサインアウトされる仕組みが導入されていた。

 変更後は、ユーザーがプライベートブラウジング(シークレットモード)を使用するか、作業完了後にサインアウトをしないと、ブラウザーを閉じたとしてもサインイン情報が記憶されたままとなる。

 ユーザー個人のコンピューターにおいては、面倒なサインインの手間を軽減する変更といえるかもしれないが、他のユーザーがアクセスする恐れのある、公共のコンピューター等で一時的にアカウントにサインインした場合には、意識的にサインアウトを行なうよう、とりわけ注意が必要だ。

Microsoft サポートのドキュメント