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日本語にも対応、「Google ドライブ」サイドパネルで「Gemini」がPDF文書を分析・操作

AIの助けで要約、質問、結合、内容をもとにした新規コンテンツの作成が可能

「Google ドライブ」サイドパネルでPDF文書を「Gemini」で分析・操作。日本語を含む20カ国語以上が新たにサポート

 「Google ドライブ」内のPDFファイルを「Gemini」で分析・操作する機能の対応言語が拡充され、日本語を含む20カ国語以上が新たにサポートされた。米Googleが3月26日(現地時間)、公式ブログ「Google Workspace Updates」で発表した。

 この機能へアクセスするには、「Google ドライブ」のファイルリストからPDFファイルをダブルクリックする。新しいタブでPDFビューワーが開いたら、右上隅にある[Ask Gemini](スターボタン)をクリックすると、「Gemini」サイドパネル(Gemini in Drive)が開くはずだ。「Gemini」サイドパネルでは、以下の操作がサポートされる。

  • 要約:長くて複雑なドキュメントの概要を素早く把握できる
  • 質問:ドキュメントに関する質問をして、特定の情報を探したり、インスピレーションを得る
  • 新しいコンテンツを作成:PDFドキュメントの内容をもとに学習ガイドやメールの草稿などを作成
  • 結合:@メンションで「Google ドライブ」にある他のファイルと結合

 なお、PDFファイルをダブルクリックしても、新規タブではなく同じタブへオーバーレイのプレビューが表示されることもある。その場合は、「Google ドライブ」の設定ページで挙動を変更するとよい。

 本機能は、以下の「Google Workspace」プラン・アドオンで提供される。以前に「Gemini Business」「Gemini Enterprise」アドオン(現在未提供)を購入しているカスタマーも含まれる。

  • Business Standard/Plus
  • Enterprise Standard/Plus
  • Google One AI Premium
  • 「Gemini Education」「Gemini Education Premium」アドオン

 即時リリースドメイン、計画的リリースドメインともに段階的な展開が開始されており、最大でも15日以内に利用可能となる見込みだ。