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使用中アプリのことをAIに質問できる「Copilot Vision on Windows」が強化

画面をハイライトして説明可能。2アプリ対応も。米国でテスト開始

「Copilot Vision on Windows」が強化、新機能「ハイライト」と2アプリ共有を米国でテスト開始

 米Microsoftは5月12日(現地時間)、「Microsoft Store」でWindows版「Microsoft Copilot」アプリのアップデートを開始したと発表した(バージョン 1.25044.92.0以降)。まずは「Windows Insider Program」に参加する米国のテスターに配信される。

ハイライト(Highlights)

 まず、AIとアプリを共有して質問できるようにする「Copilot Vision」で、「ハイライト」(Highlights)と呼ばれる機能が導入された。「Copilot」が特定のタスクを完了するためのガイド、ナビゲート、およびコーチングをテキストで答えるだけでなく、どこを操作すべきかわかりやすく視覚的に表現する機能だ。

 たとえば「Copilot」に『~する方法を教えて』と頼むと、「Copilot」が共有ブラウザーやアプリのどこをクリックすればタスクを達成できるかをハイライトで示してくれる。まだ複数のアプリにまたがったガイドは行えないが、ブラウザーやアプリを使いこなしたいと考えるユーザーにとっては頼りになる機能になりそうだ。ハイライトによるガイドは、停止ボタンで中断できる。

ビデオエディター「Clipchamp」の使い方を「Copilot on Windows」に教えてもらう例

2アプリ対応

 次に、「Copilot Vision」で最大2つのアプリケーションを共有できるようになった。たとえば、バックパッカー旅行のパッキングリストとオンラインリストのアプリを「Copilot」に共有し、『オンラインリストと比較して、私のパッキングリストに足りないものはありますか』と尋ね、AIに荷造りを手伝ってもらうといったことが可能となる。

 「Copilot Vision」共有は、コンポーザーパネルのメガネアイコンをクリックすると開始可能。共有を停止するには、コンポーザーで停止または[×]ボタンを押せばよい。