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キヤノンIT、「ESET Smart Security」などの基本画面が表示できない問題の対処法

マルウェア感染の影響であることが判明、問題を修正するツールを公開

 キヤノンITソリューションズ(株)は27日、統合セキュリティソフト「ESET Smart Security」を含む“ESET ファミリー セキュリティ”“ESET パーソナル セキュリティ”シリーズなどで、基本画面が表示できない問題に関する情報を更新した。

 同社によると、“ESET”シリーズの基本画面を表示しようとした場合や、インストールしようとした場合に“グループポリシーによりこのプログラムはブロックされている”との旨が書かれたエラーダイアログが表示されてしまう現象が発生しているとのこと。問題の原因はマルウェア“Win32/PSW.Papras”ファミリーへの感染であることが判明している。

 上記の問題が起こった場合、この問題に関する情報が掲載されているページで公開されている“Delreg.zip”をダウンロード・解凍し、作成された“delreg.bat”を実行してOSを再起動することで修正できるという。また、再起動後は“ESET”シリーズのウイルス定義データベースを最新のものに更新し、すべてを検査対象にして詳細検査を行う必要があるとのこと。

(長谷川 正太郎)