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Microsoft、最新開発環境をプリインストールした評価用仮想マシンを公開。Macでも利用可能

「Hyper-V」「Parallels」「VirtualBox」「VMWare」向けを用意

公式ブログ“Building Apps for Windows”

 米Microsoft Corporationは19日(現地時間)、開発環境・ツール・サンプルをプリインストールした仮想マシンの最新版(April 2016 edition)を公開した。7月9日まで無償で試用可能で、現在“Windows デベロッパー センター”からダウンロードできる。

 同社は、“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”アプリケーションや“Microsoft Azure”で動作するWebアプリケーション、IoT向けのアプリケーションなどを開発・テストするために便利な評価用の仮想マシンを提供しているが、これはその最新版。「Hyper-V」、「Parallels」、「VirtualBox」、および「VMWare」向けの仮想マシンが用意されており、PCだけでなくMacでも利用できる。

 仮想マシンに含まれているOSやツール、サンプルなどは以下の通り。「Visual Studio 2015 Community」が“Update 2”へ更新されるなど、開発ツールやサンプルが最新版へとアップデートされている。

  • 「Windows 10 Enterprise Evaluation」バージョン 1511(Build 10586)
  • 「Visual Studio 2015 Community Update 2」
  • 「Windows 開発者 SDK およびツール」(Build 10586)
  • 「Windows IoT Core SDK および Raspberry Pi 2」(Build 10586.0.151029-1700)
  • 「Windows IoT Core」のプロジェクト テンプレート(バージョン 1.0)
  • 「Microsoft Azure SDK for .NET」(Build 2.9)
  • 「iOS 用 Windows ブリッジ(Windows Bridge for iOS)」(ビルド 0.1.160324)
  • Windows UWP サンプル(Build 3.0.0)
  • 「iOS 用 Windows ブリッジ」のサンプル

 ファイルサイズはどの仮想PCソフト向けかによって異なるが、おおむね18GBから20GB程度となっている。

(樽井 秀人)