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「Google ドライブ」の共有設定が仕様変更 ~アクセス権限の管理を簡素化

共有フォルダー内の個別のファイルへの「制限付きアクセス」の設定が廃止に

「Google ドライブ」の共有設定が仕様変更

 米Googleは9月22日(現地時間)、「Google ドライブ」の共有設定に仕様変更を導入することを発表した。9月22日以降、これまで可能だった共有フォルダー内にある個別のファイルやフォルダーへの「制限付きアクセス」の設定が廃止され、共有フォルダー全体の権限設定に統一される。

 アクセス権は親フォルダーへのアクセス権限を持つユーザーの一括管理となり、特定のファイル・サブフォルダーのみ権限を変更するオプションは削除される。また、親フォルダーの権限を持たないユーザーはこの設定に関するオプションがグレー表示される。

特定のファイル・サブフォルダーのみ権限を変更するオプションは表示されなくなる
親フォルダーの権限を持たないユーザーはこの設定に関するオプションがグレー表示される

 今回の変更で、[共有ドライブ設定]画面で編集者が権限を変更して共有する設定も変更される。設定が無効な場合、編集者権限を持つユーザーはアイテムを直接共有することはできないが、所有者がアイテムを共有フォルダーに移動するとそのフォルダーのアクセス権限がアイテムにも適用される。

 10月8日以降、編集者が権限を変更して共有する設定を無効化していた既存のアイテムは自動的に「制限付きアクセス」が適用され、オーナーのみが共有設定を変更できる。また、同日以降にこの設定を無効化した新しいアイテムは「制限付きアクセス」は適用されない。

 即時リリースと計画的リリースドメインで9月22日から段階的に展開され、変更が適用されるまで最大15日かかる。

 本変更は、全てのファイルとフォルダーに自動的に適用されるとともに、全ての「Google Workspace」、「Google Workspace Individual」のユーザーと、個人のGoogle アカウントを持つユーザーが利用できる。