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Google、動画生成・編集AI「Gemini Omni 1.1 Flash」を発表、「映像制作の現場で使える水準」

コストを1/3にするドラフト生成機能も搭載、動画制作ツール「Flow」でも提供、

「Gemini Omni 1.1 Flash」が発表された

 米Googleは8月27日(現地時間)、「Gemini Omni 1.1 Flash」を発表した。動画生成・編集モデル「Omni」の速度重視版「Flash」のアップデートと位置付けられており、映像制作の現場で使える水準のクリエイティブ制御を備えるとされている。

 「Gemini Omni」は、今年5月開催の開発者向けカンファレンス「Google I/O 2026」で発表された動画生成モデル。テキスト・画像・音声・動画といったあらゆる(Omni)入力をもとに、「Gemini」の実世界に関する知識に根差した高品質な動画を生成・編集できるのが特徴。7月には速度重視の「Omni Flash」がAPI経由で公開プレビューされていた。

 「Omni 1.1 Flash」で追加された機能は、以下の通り。

  • シーンの延長:既存の動画の続きを、途切れなく生成できる。直前の最大10秒ぶんの文脈を解析するため(従来のモデルは最後の1秒しか参照しなかった)、映像の一貫性とストーリーの整合性が向上している。10秒単位で延長でき、累計の尺は40秒まで
  • 最初と最後のフレームの指定:ショットの開始フレームと終了フレームを指定すると、その間の映像が生成される。カメラを複雑に回り込ませたり、ズームで場面を転換したり、途切れなくループするクリップを作ったりといった用途に向く
  • 360pでのドラフト生成:360p解像度の軽量なプレビューを、720pに比べて最大60%高速に、3分の1のコストで生成できる。試作やストーリーボードの検討を手早く回せる
  • 4Kへのアップスケール:1080pや4Kの出力に対応し、そのまま制作に使える解像度で書き出せる
  • 動画リファレンス:入力に最大3秒の動画を参照素材として加えられる。既存の映像の雰囲気やキャラクターの見た目を引き継ぎたい場合に有効

 API利用料は動画出力1秒当たりで、360pが0.03米ドル、720pが0.10米ドル、1080pが0.15米ドル、4Kが0.30米ドル。720pの価格は従来の「Omni Flash」および「Veo 3.1 Fast」と同じだ。

 開発者向けには、「Google AI Studio」のGemini APIと「Gemini Enterprise Agent Platform」を通じて提供される。

「Gemini Omni 1.1 Flash」の価格

 一般ユーザー向けには、AI動画制作ツール「Google Flow」で同日より「Omni 1.1 Flash」が提供される。「Google AI」の「Plus」「Pro」「Ultra」プランの加入者であれば、全世界で利用可能だ。「Gemini」アプリでも、同じ3プランの加入者を対象に「シーンの延長」が提供される。