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Adobe、2026年9月のセキュリティ情報 ~9製品にゼロデイを含む174件の脆弱性

「Acrobat Reader」、「Photoshop」、「Illustrator」などにも致命的な問題

Adobeが公開した2026年9月のセキュリティ情報

 米Adobeは9月8日(現地時間)、月例のセキュリティ情報を発表した。「Adobe Commerce」については、悪用が確認された脆弱性に対する緊急更新が前日の9月7日にも公表されている。

 今回のセキュリティアップデートは、「Acrobat」「Acrobat Reader」、「Photoshop」、「Illustrator」など9製品が対象。修正対象のCVEは、依存ライブラリの更新分を含めて計174件にのぼる(括弧内は件数、最大深刻度、最大CVSS基本値、パッチ適用の優先度)。

  • APSB26-146:Adobe Commerce/Magento Open Source(1件、Critical、10.0、優先度1)※9月7日公開
  • APSB26-119:Adobe ColdFusion(9件、Critical、9.9、優先度1)
  • APSB26-142:Adobe Campaign Classic(1件、Critical、10.0、優先度1)
  • APSB26-98:Adobe Experience Manager(109件、Critical、9.9、優先度2)
  • APSB26-141:Adobe Acrobat/Reader(32件、Critical、8.8、優先度2)
  • APSB26-138:Adobe Commerce/Magento Open Source(8件、Critical、9.3、優先度2)
  • APSB26-130:Adobe Photoshop(8件、Critical、8.6、優先度3)
  • APSB26-131:Adobe Illustrator(3件、Critical、8.6、優先度3)
  • APSB26-136:Adobe Photoshop Mobile(2件、Important、7.4、優先度3)
  • APSB26-132:Adobe Animate(1件、Critical、8.2、優先度3)

 なかでも、「Adobe Commerce」(APSB26-146)でアナウンスされた任意のコード実行につながる「Critical」脆弱性 「CVE-2026-75650」 には警戒が必要。すでに悪用が確認されており、CVSSの基本値は10点中満点の「10.0」、優先度も最高の「1」とされている。一刻も早い対処が必要だ。9月8日公開の通常更新(APSB26-138)に加え、この脆弱性向けのホットフィックスも適用する必要がある。

 なお、これ以外の脆弱性については、現時点で悪用の報告はないとされている。

 そのほかにパッチの適用優先度が最高の「1」に指定されたのは、「ColdFusion」と「Campaign Classic」の2製品。72時間以内を目安とした早急な対応が推奨されている。

 優先度「2」となっているのは「Experience Manager」「Acrobat/Reader」と、8日公開分の「Commerce」(APSB26-138)。30日以内を目安とした更新が推奨されている。とくに「Experience Manager」は109件と件数が突出しており、最大CVSS基本値も「9.9」と高い。

 残る「Photoshop」「Illustrator」「Photoshop Mobile」「Animate」は優先度「3」。アップデートの実施は勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。

 なお、件数は各速報の修正対象一覧をもとに集計した。「Experience Manager」の109件には、依存ライブラリの更新で対処した2件を含む。