NEWS(10/02/12 14:46)
Opera、JavaScriptの実行が約8倍高速化した「Opera」v10.50のベータ版を公開
プライベートブラウジング機能なども搭載
ノルウェーのOpera Software ASAは11日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」v10.50のベータ版を公開した。本ベータ版の主な変更点は、“Carakan”と呼ばれるJavaScriptエンジンを搭載し、JavaScriptの実行が約8倍高速化されたこと。
またデザインも一新され、標準ではメニューバーが非表示になった。その代わり、ウィンドウ左上に追加されたボタンメニューからメニューバーの各種機能へアクセス可能。さらに、Windows Vista/7のAeroデザインに対応し、タイトルバーとタブバーが一体化した上、半透明で表示されるようになったほか、ステータスバーも半透明になった。
一方、使い勝手を向上させる新機能も搭載されている。たとえば、Webページ閲覧などの履歴を一切残さないプライベートブラウジング機能が追加された。プライベートブラウジング機能は、新規タブ、もしくは新規ウィンドウをプライベートモードで開くことにより実行可能。
さらに、CSS 3、HTML 5などにも対応し、“video”タグや“audio”タグをサポートした。また、Webページの表示をステータスバーから表示されるスライドバーで、拡大・縮小できるようになった。
そのほか、ウィジェット機能の強化も施され、本ソフトを起動しなくてもウィジェットを単体で起動できるようになった。また、ローカルのファイルを開いたり、ローカルにファイルを保存するウィジェットを作成可能になり、Adobe AIRのようなアプリケーション実行環境として本ソフトを利用できるようになった。
本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista/7で動作確認した。現在、同社の次期バージョン公開サイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vista/7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.50 beta(10/02/11)