NEWS(12/04/13 16:51)
モバイル端末向けWebページのデバッグ支援ツール「Adobe Shadow」がv2.0に
ローカルホストURLのWebページやHTTP認証が必要なWebページのプレビューに対応
米Adobe Systems Incorporatedは12日(現地時間)、モバイル端末向けWebページを一度に複数のiOS/Android端末でデバッグ・テストできるソフト「Adobe Shadow」の最新版v2.0を公開した。また、これと組み合わせて利用する「Google Chrome」用拡張機能の最新版v1.0.178も、同日公開されている。
「Adobe Shadow」を利用すると、デスクトップ上の「Google Chrome」で表示したWebページを複数のモバイル端末で一度にプレビューし、効率よくテストやデバッグを行うことが可能。デスクトップへインストールするサーバーソフト(WindowsおよびMac OS Xに対応)、「Google Chrome」用の拡張機能、モバイル端末向けのクライアントソフト(iOSおよびAndroidに対応)の3つからなる。
v2.0では、ローカルホストURL(http://127.0.0.1/ や http://localhost/)のWebページやHTTP認証が必要なWebページのプレビューが可能になったほか、URLの監視処理が改善されている。
また、HTML5/CSS3/jQueryなどの技術を利用したアニメーション作成ツール「Adobe Edge」との連携も新たにサポート。「Adobe Edge」で製作中のコンテンツを「Adobe Shadow」を利用してプレビューできる。ただし、この機能を利用するには「Google Chrome」を既定のブラウザーへ指定しておく必要があるので注意。
モバイル端末向けのアプリでは、第3世代iPadとの互換性改善、“Kindle Fire”のサポートなどが追加されている。また、キャッシュをクリアしてリロードするリフレッシュ機能を新たに搭載。プレビューページをタップして“Release to refresh…”というメッセージが現れるまで下方向に引っ張ってから放せば、Webページのリフレッシュが可能だ。
なお、執筆時現在、iOS版アプリはまだ公開されていないようだ。Webページのリフレッシュ機能は、Android版アプリでのみ動作を確認している。
「Adobe Shadow」(Windows版)
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows 7で動作確認
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(12/04/12)
「Adobe Shadow」(「Google Chrome」拡張機能)
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.178(12/04/12)