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Microsoft、Windows 8/RTの「メール」「カレンダー」「People」をアップデート
ユーザーのフィードバックをもとに大幅な改善を施す
(2013/3/26 15:39)
米Microsoft Corporationは25日(現地時間)、公式ブログ“Windows Experience Blog”で、Windows 8/RTで標準搭載されているアプリ「メール、カレンダー、People、メッセージング」のアップデートを翌日から配布すると発表した。編集部にて、最新版のv17.0.1114.318が“Windows ストア”からすでに入手できることを確認している。
今回のアップデート内容は、非常に多岐にわたる。
たとえば、「メール」ではメールのフィルタリング機能が追加され、未読メールのみを表示できるようになった。アプリバーのボタンも拡充されており、フォルダーオプション(フォルダの新規作成やフォルダーを空にするといった操作が可能)、フラグを付ける、迷惑メールに登録するといったコマンドが新たに利用できる。フラグのON/OFF操作には[Insert]キーが割り当てられているので、覚えておけばキーボードを利用してる場合に役立つ。これらの改善により、“あとで読み返したいメールにフラグを付けながら未読メールを処理してゆく”といった、さまざまな使い方に対応できるようになったのがうれしい。
さらに、メールの検索機能や作成機能も大幅に強化されている。メール一覧の右上に検索ボタンが追加されており、[検索]チャームを利用したメールの検索が可能。ローカルから見つからない場合は、メールサーバーから古いメールを検索することもできる。また、メールを新規作成する際にコンタクトリストから宛先がサジェストされる(smart contact suggestions)。下書き状態の返信メールが、返信元のメールに関連付けてリスティングされるのも便利。
一方、「カレンダー」ではデザインの変更が加えられたのが目につく。新しいデザインでは、それぞれの予定の左端に帯があり、その色にカレンダーの色が適用される。カレンダーの色が予定の背景色に使われていたこれまでのデザインよりもスッキリしていて見やすい。また、土日以外の一週間の予定を表示する“稼働日”ビューが追加されたほか、「Microsoft Exchange」のスケジューリングアシスタント機能に対応するなど、とくにビジネスにおける使い勝手が向上している。
「People」では、アプリバーを利用したナビゲーションが改善されており、“ホーム”“自分”“更新情報”の各画面へすばやくアクセスできるようになった。“更新情報”画面にフィルタリング機能が追加されており、Facebookの新着情報のみを表示するといったことが可能。
ソフトウェア情報
- 「メール、カレンダー、People、メッセージング」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 17.0.1114.318