レビュー

50種以上のフィルターが用意されたWindows 10向け写真補正アプリ「Polarr」

有償版には自作フィルターやウォーターマークを追加する機能も

「Photo Editor | Polarr」v1.4.16.0

 「Photo Editor | Polarr」は、軽量かつ高機能な写真補正アプリ。Windows 10に対応するUWPアプリで、“Microsoft ストア”から無償でダウンロードできる。

 「Polarr」は、プロフェッショナル向けのフォトレタッチアプリ。色や明るさといった調整から、露出やコントラスト、レンズの光量・歪み、ノイズの低減まで補正することが可能で、納得のいく一枚が仕上がるまでとことん付き合ってくれるのが、本アプリのよいところ。それでいて実行ファイルのサイズはたった5MBにまで抑えられている。Webブラウザーから利用できるWebアプリ版も用意されている。

 ユーザーインターフェイスは、加工する写真を中心に左右2つのサイドパネルから成る。サイドパネルに表示されるコマンドは、画面上部のツールバーにあるボタンで切り替える仕組みだ。

加工する写真を中心に左右2つのサイドパネルから成るユーザーインターフェイス

 まず左のサイドパネルでは、フィルターと作業履歴を切り替えることが可能。フィルターは50種類以上がプリセットされており、好みのものを選ぶだけでなかなか印象的な写真ができあがる。作業履歴は保存数に制限がなく、何度でもやり直しを行うことが可能だ。

 一方、右のサイドパネルは切り抜きやラジアルマスク、グラデーションマスク、パラメーターの調整など、主に写真をレタッチするためのツールが収められている。

 ラジアルマスクは円形フィルターとも呼ばれるもので、周辺部の光量を落とすなどして被写体を強調するのに用いられる。グラデーションマスクは円形ではなく線状にグラデーションをかけるフィルターで、端へ向かって画像を徐々に透明にしたい場合などに使われる。パラメーターの調整はゲージのドラッグで簡単に行えるようになっており、ヒストグラムやトーンカーブなどを利用することも可能。そのほかにも、修正前と修正後を比較するためのツールなどが用意されている。

 なお、有償の“Pro”ライセンス(19.99米ドル)を購入すれば、複数の写真をまとめてインポート・エクスポートしたり、自作フィルターやウォーターマークの追加なども行えるようになる。

ソフトウェア情報

「Photo Editor | Polarr」
【著作権者】
Polarr, Inc.
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.4.16.0

(樽井 秀人)