レビュー
システムメモリ上に仮想ディスクを作成できるツール「ImDisk Virtual Disk Driver」
32bit版OSで4GB以上のRAMディスクが作成可能
2014年2月6日 10:23
「ImDisk Virtual Disk Driver」は、仮想ディスクを作成したり、既存の仮想ディスクイメージを読み込んで、ファイルシステムへマウントできるソフト。Windows NT/2000/XP/Vista/7/8およびWindows Server 2003/2008/2012に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、システムメモリ上に仮想フロッピーディスク、仮想CD/DVD、仮想ハードディスクを作成できる、いわゆる“RAMディスク”ツール。仮想ディスクイメージの内容をファイルシステムへエクスポートし、イメージファイルを直接読み書きすることも可能。
また、Windowsの“AWE(Address Windowing Extensions)”APIをサポートしており、32bit版Windowsでも4GB以上の仮想ディスクイメージをメモリ上に作成できる。さらに“Proxy”モードを利用することで、I/OリクエストをリモートPCのサービスへフォワーディングするサーバーとしても機能する。たとえば、“devio”(Unix向けのディスクユーティリティ。Windows版も本ソフトの配布サイトで提供されている)と組み合わせることで、リモートPCのディスクをローカルPCにドライブレター付きでマウントし、あたかも物理ディスクのように扱える。
本ソフトはコマンドラインで利用するのが基本だが(ImDisk.exe)、コントロールパネルのアプレットも用意されており、ほとんどの機能はGUIから利用できる。
たとえばアプレットで仮想ディスクイメージを作成・マウントするには、メイン画面で[Mount New]ボタンを押す。すると、仮想ディスクイメージの作成画面が現れるので、あとは“Image file”欄を空にしたまま、ドライブレターとディスクのサイズだけ指定して[OK]ボタンを押せばよい。そのほかのオプションに関しては、あとからメイン画面で変更できる。
そのほかにも、エクスプローラの右クリックメニューからディスクイメージの保存やアンマウントが行える。
ソフトウェア情報
- 「ImDisk Virtual Disk Driver」
- 【著作権者】
- Olof Lagerkvist 氏
- 【対応OS】
- Windows NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.7.6(13/10/25)