レビュー

手軽に「Firefox」のUserAgentを変更できる拡張機能「User-Agent Switcher」

iOSなどのモバイルデバイスやデスクトップOS環境のUserAgentを設定可能

「User-Agent Switcher」v0.1.1

 「User-Agent Switcher」は、「Firefox」のUserAgent(以下UA)を他のWebブラウザーやOSによるものに設定できる拡張機能。「Firefox」v29.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v36.0.4で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。

 ツールバーへ追加される本拡張機能のボタンを押すと、OSやWebブラウザーなどのアイコンが並んだポップアップウィンドウが現れる。iPhoneやAndroid端末など、モバイル環境のUAを設定するには[Select a Mobile Device]領域からアイコンを1つ選ぶ。以降はWebページを開くと、選択されたモバイル環境のUAが適用された状態で表示されるようになる。

 デスクトップ環境のUAを設定するには、[Select a Desktop Browser]領域からWebブラウザー、[Select an Operating System]領域からOSのアイコンを1つずつ選択する。両者の選択がうまく行けば両方のアイコンが緑色の枠でフォーカスされる仕組み。なお、実際にありえない組み合わせは行えないようで、たとえば“Opera”と“Chrome-OS”は組み合わせられなかった。

 閲覧中のWebページをなんらかの理由で一時的にモバイル環境向けの表示に切り替えたい場合や、Webページの作成中に手元の端末では構成できないOSやWebブラウザーの組み合わせでどのようにWebページが表示されるかを確認したい場合などに重宝するだろう。なお、アイコンの組み合わせでどのようなUAが返されるかの詳細は作者のWebサイトで確認できる。

通常時の窓の杜
“iOS(iPhone)”のUAを適用した状態

ソフトウェア情報

「User-Agent Switcher」
【著作権者】
Linder 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.1(15/02/13)

(市川 祐吉)