杜のAndroid研究室

iPhoneの定番Twitterクライアント「Echofon」のAndroid版

マルチアカウントに対応し、高機能なウィジェットも利用可能

(12/11/21)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Twitterクライアント「Echofon for Twitter (Beta)」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

Twitterクライアント「Echofon」のAndroid版が登場

「Echofon for Twitter (Beta)」「Echofon for Twitter (Beta)」

 「Echofon for Twitter (Beta)」は、iPhoneやiPadで人気のTwitterクライアント「Echofon」のAndroid版。現在、ベータ版として公開されているが、マルチアカウントに対応するほか、タイムラインの閲覧やリツイートなどが行える高機能なウィジェットを利用可能。なお、Echofonは、Windows、Mac向けのデスクトップ版も公開されていたが、2012年10月にデスクトップ版は開発終了が発表されている。

 基本はオーソドックスなインターフェイスのTwitterクライアントとなっており、画面下部のタブを選択し、ホーム、@ツイート、ダイレクトメッセージ、リストなどのカラムに切り替えられる。また、画面を左右にフリックすることでもカラムの切り替えが可能。

 いわゆる“引っ張って更新”が可能で、タイムラインの最上部で下方向へスワイプし、指を離すことで新着ツイートを取得できる。また、メニューの[Jump to top]項目を選択すれば、タイムラインの最上部を表示可能だ。ツイートに含まれる画像のサムネイル表示にも対応し、ツイートを選択すると切り替わるツイートの詳細画面で画像を拡大表示できる。

メニューの[Jump to top]項目を選択すると、タイムラインの最上部を表示可能メニューの[Jump to top]項目を選択すると、タイムラインの最上部を表示可能

ツイートに含まれる画像はタイムライン上でサムネイル表示され、ツイートを選択すると詳細画面で画像を拡大表示して閲覧可能ツイートに含まれる画像はタイムライン上でサムネイル表示され、ツイートを選択すると詳細画面で画像を拡大表示して閲覧可能

 ツイートの詳細画面では、画面右上のボタンから、返信やリツイート、お気に入りへ追加といった操作を行える。また、タイムラインでツイートを長押ししたときに表示されるポップアップからもこれらの操作が可能となっている。メニューの[Setting]を選択して表示される設定画面では、タイムラインの見た目をカスタマイズでき、テーマを“Bright”に設定して黒基調から白基調に変更したり、フォントサイズを変更することが可能。

タイムラインでツイートを長押ししたときに表示されるポップアップからも返信やリツイートを行えるタイムラインでツイートを長押ししたときに表示されるポップアップからも返信やリツイートを行える

テーマを“Bright”に設定し、白基調に変更することも可能テーマを“Bright”に設定し、白基調に変更することも可能

マルチアカウントに対応し、タイムラインをウィジェットでも閲覧可能

 ホームカラムなどでメニューの[Accounts]項目を選択すると、アカウント設定画面が表示される。アカウント設定画面の[+ADD ACCOUNT]項目を選択すれば、2つ目以降のアカウントを登録可能。また、設定済みのアカウント名を選択することで、通知設定画面が表示され、通知のON/OFFや通知する情報の種類などをアカウントごとに設定できるようになっている。

アカウント設定画面で[+ADD ACCOUNT]項目を選択すれば、2つ目以降のアカウントの追加登録が可能アカウント設定画面で[+ADD ACCOUNT]項目を選択すれば、2つ目以降のアカウントの追加登録が可能

通知設定画面で通知のON/OFFや通知する項目などをアカウントごとに設定できる通知設定画面で通知のON/OFFや通知する項目などをアカウントごとに設定できる

 複数のアカウントを登録した場合は、ホームカラムなどに戻った際に、画面左上にあるEchofonのロゴ型アイコンを選択してアカウントを切り替え、それぞれのタイムラインを閲覧可能。

 ウィジェットは、4×4・4×3・4×2サイズと“Small”という4種類を配置可能。“Small”ウィジェットは、[ホーム][@ツイート][ダイレクトメッセージ]と[新規作成]のボタンを備えたシンプルなデザインで、各カラムの未読数を確認できるほか、ボタンを押すことで各カラムを開いて閲覧できる。また、[新規作成]ボタンを押せば、新規作成画面を開いてツイートを投稿可能。

 4×4サイズなどのウィジェットでは、ウィジェット上でタイムラインを閲覧でき、各カラムのボタンを選択することで表示を切り替えられる。また、個別のツイートを選択した際に表示されるポップアップからは、ツイートの詳細画面を開いたり、ツイートをそのままリツイートすることが可能。なお、現在のところウィジェットの自動更新機能は備えておらず、ウィジェット左下の[▲]または[再読み込み]ボタンを押して手動で更新する必要がある。

“Small”ウィジェットに加えて、タイムラインを閲覧できる3種類のウィジェットも配置可能“Small”ウィジェットに加えて、タイムラインを閲覧できる3種類のウィジェットも配置可能

Echofonを起動してツイートの詳細画面を開いたり、ウィジェットからそのままリツイートすることが可能。Echofonを起動してツイートの詳細画面を開いたり、ウィジェットからそのままリツイートすることが可能。

未読ツイートの同期機能やサイレント設定も用意

 そのほか、通知設定画面の下部にある“Sync with Desktop”のチェックボックスをONにすると、スマートフォンとタブレットなどの複数端末で未読ツイートを同期可能。また、[Advanced]項目を選択して表示される画面では、特定の時間帯を指定して通知をオフにする“サイレント”設定が可能となっている。ただし編集部にて試用したところ、現バージョンでは上記の2機能は動作を確認できなかった。

 また、Google PlayのEchofonのページでは、今後対応予定の機能が紹介されている。それによると、特定ユーザーのツイートや特定の単語が含まれるツイートを非表示にする“ミュート”機能、通知音のカスタマイズ、アプリ内ブラウザでのWebページ閲覧などに対応するとしている。現バージョンはベータ版であるため、今後の展開に期待したいところだ。

通知設定画面の下部にある“Sync with Desktop”のチェックボックスをONにすると、スマートフォンとタブレットなどの複数端末で未読ツイートを同期可能通知設定画面の下部にある“Sync with Desktop”のチェックボックスをONにすると、スマートフォンとタブレットなどの複数端末で未読ツイートを同期可能

特定の時間帯を指定して、通知をオフにする“サイレント”設定が可能特定の時間帯を指定して、通知をオフにする“サイレント”設定が可能

【著作権者】
UberMedia Inc.
【対応OS】
Android 2.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0.3(12/11/17)

(ライターズハイ:鈴木 友博)