画面の端から引き出せるWebブラウザー「セカンドブラウザ」

　『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、ほかのアプリの使用中に画面の端から引き出せるWebブラウザー「セカンドブラウザ」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

画面の端から引き出して、すばやく使用できるWebブラウザー

「セカンドブラウザ」

　「セカンドブラウザ」は、画面の端からスワイプ操作で引き出して、すばやくWebサイトの閲覧や検索ができるWebブラウザー。開発元である（株）テレマークスが提供するランチャーアプリ「2nd HOME」と同様のコンセプトのWebブラウザーで、ほかのアプリの使用中でもすばやくWeb検索などを行えるのが特長。たとえば、SNSや動画、ゲームなどのアプリの使用中にちょっとした調べものをしたいときに便利。

　本アプリをインストールすると、画面右端に台形型の“メニューグリップ”が表示され、タッチして左方向にスライドすることでWebブラウザーを引き出せる。本アプリは常駐型となっており、ほかのアプリを使用しているときでも、常に画面端にグリップが表示され、すばやくWebブラウザーを表示することが可能。Webブラウザーの左端をタッチして右方向にスライドすれば、Webブラウザーを閉じて使用していたアプリの画面に戻れる。

画面右端に表示される“メニューグリップ”をタッチし、左方向にスライドしてWebブラウザーを表示できる

画面左端をタッチして右方向にスライドすると、Webブラウザーを閉じられる

　また、本アプリは横画面にも対応しており、横画面で引き出すと画面の右半分にのみWebブラウザーが表示され、画面の左半分では使用中のアプリを閲覧可能。

標準ブラウザーのブックマークを利用でき、URLの共有も可能

　「セカンドブラウザ」のWebブラウザー機能はオーソドックスなタブ切り替え型。画面上部に表示されるアドレスバーには検索バーが統合されており、URLを直接入力してWebサイトにアクセスできるほか、キーワードを入力してGoogle検索が可能。また、画面下部のメニューバーには、“前に戻る”“次へ進む”“再読み込み”の操作ができるボタンに加え、［タブ］ボタンと［ブックマーク］ボタンが表示されている。［タブ］ボタンを押して表示されるタブ一覧画面では、タブの切り替えと新規タブの作成が可能。［ブックマーク］ボタンから表示できるブックマーク一覧には、標準Webブラウザーのブックマークが自動でインポートされており、Webサイトを選択してアクセスできる。

アドレスバーにURLを直接入力してWebサイトにアクセスできるほか、キーワードを入力してGoogle検索が可能

画面下部のメニューバーで、“前に戻る”“次へ進む”“再読み込み”などを操作できる

［タブ］ボタンを押して表示されるタブ一覧画面では、タブの切り替えと新規タブの作成が可能

［ブックマーク］ボタンを押すと、標準ブラウザーから自動インポートされたブックマーク一覧が表示される

メニューボタンから［ブックマークに追加］項目を選択すると、閲覧中のWebサイトをブックマークできる

　閲覧中のWebページをブックマークしたいときは、画面右上のメニューボタンを押して表示されるメニューから［ブックマークに追加］項目を選択すればよい。また、メニューの［URLをシェア/コピー］項目を選択すると、連携するアプリを使ってWebページのURLを共有できるほか、表示される一覧から［URLをコピー］を選択することでクリップボードにURLをコピーすることが可能。また、メニューボタンのメニューから［他のブラウザアプリで開く］項目を選択すれば、インストールしてある別のWebブラウザーで閲覧中のページを表示できる。

　画面右上のメニューボタンから［ブラウザ設定］項目を選択すると、Webブラウザーの設定画面が表示され、新規タブに表示される“ホームページ”を変更できるほか、“メニューバーを表示する”のチェックボックスをOFFにして、Webブラウザー下部のメニューバーを非表示にすることが可能。メニューバーを非表示にした場合、メニューボタンを押したときのメニューにバーの項目が表示されるようになる。

“ブラウザー設定”画面では、“ホームページ”の設定やメニューバーの表示・非表示を変更可能

メニューバーを非表示にすると、メニューボタンのメニューにバーの項目が表示される

“メニューグリップ”の表示をカスタマイズできる

　Webブラウザーを引き出すときにタッチする“メニューグリップ”は、表示をカスタマイズすることが可能。Webブラウザー画面右上のメニューボタンから“アプリ設定”画面を開き、［表示のカスタマイズ］項目から設定を行える。グリップの表示位置を画面の左端や上下の端に変更できるほか、透過率を変更して目立たないようにすることが可能。また、グリップをタッチし、画面端に沿って上下や左右にスライドすると、グリップが表示される位置を変更可能。

“アプリ設定”画面では、“メニューグリップ”の設定を行える

グリップの表示位置を変更したり、透過率を変更して目立たないようにすることが可能

　ステータスバーに表示される本アプリのアイコンからWebブラウザーを表示することもでき、“アプリ設定”画面の“メニューグリップを使用”のチェックボックスをOFFにすれば、グリップを表示させずに、ステータスバーのみから使用することが可能になる。

　なお、本アプリは、標準Webブラウザーなどで利用できる機能が一部利用不可となっており、Webページ内の動画が再生できないほか、ログインIDやパスワードを保存することもできないので留意しておこう。